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「日常がより鮮やかに感じることになれば」ミュージカル『Ordinary Days』演出家・田中麻衣子インタビュー

相葉裕樹主演でオフ・ブロードウェイ ミュージカル『Ordinary Days/オーディナリーデイズ』が、2023年2月8日(水) ~ 2月12日(日) 俳優座劇場、2023年2月18日(土) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演される。
本作は、2008年オフ・ウエストエンドで初演を迎え、翌年2009年オフ・ブロードウェイで上演。爽快で誠実な楽曲と共に、誰もが経験したことのあるような人を想い合う温かさや、うまくいかず葛藤することもある日々を、緻密に歌で表現し、心に寄り添った作品となっている。
今回、脚色・演出を手掛ける田中麻衣子さんのインタビューをお届け。演出家からみる舞台の魅力や登場人物と役者との融合について話を聞いた。

手前:演出家・田中麻衣子 奥側:歌唱指導・tekkan

――オフ・ブロードウェイミュージカル『Ordinary Days』をどういった視点で見られていますか?

ジェイソン、クレア、デイブ、ウォーレンの4人とも、地方からミューヨークという街にやってきた人たちだと思うんです。実現したい夢やなりたい自分になるためにそれぞれの境遇を抜け出してやってきたんだと思うんですよね。でもそこで生き続けるというのは結構大変なことで、それでも、きっとここには何かあるんじゃないかと思って踏ん張っている。そんな4人なのかなと思います。メトロポリタン美術館で4人が偶然出会うんですが、私たちの日常の中でも街でたまたますれ違っていることってあると思うんです。すごくたくさんの人の中、たまたまかもしれないですし、縁があったのかもしれない。そういった何かの小さなきっかけで出会って関係が生まれていくその素敵さが描かれているのも、この物語のひとつの要素だなと思います。お客さまが同じ作品を観てそれぞれが何かを感じてまたそれぞれの生活に戻っていく。劇場というひとつの場所でたまたま人が出会う境遇が物語と繋がるといいなと思いながら、ジェイソン、クレア、デイブ、ウォーレンのどこかにシンパシーを感じる要素がたくさんあるといいなと思います。

――重ねる稽古の中で、登場人物とキャストの融合はどのように感じていますか?

相葉さんは、稽古を重ねるごとにジェイソンの可愛らしくてキュートなところが、普段の相葉さんの雰囲気ととても似ているなと感じます。普段の相葉さんから滲み出る素の部分とジェイソンが同化しているといいますか・・・これは夢咲さんもなんでが、稽古場の休憩中でのフラットな感じがジェイソンとクレアに共通していて、それが良い感じに繋がっているなと思います。この物語はとても日常的なお話なんですよね。だからこその素とは言わないですが、相葉さんと夢咲さんが持ってらっしゃるもともとの性格のようなものが役と繋がって見えてくるといいなと思います。

ジェイソン役:相葉裕樹

クレア役:夢咲ねね

デイブとウォーレンは、ダブルキャストでそれぞれキャラクターが全然違うので、別の人がやるからこその面白さがすごく出そうな感じがしています。声の感じも全く違いますし、演じる人が違えばこんなにも違うのかというダブルキャストならではの魅力があります。デイブとウォーレンの「ニューヨークという街でどうにかなりたいんだ!」という思いが、どこか4人にリンクするところがあるんだろうなと思います。

ウォーレン役:小池竜暉(GENIC)

ウォーレン役:中本大賀(円神)

ウォーレンの「この街に刻みつけたい。僕の存在を」と歌っているところなんかは、本人的にも強くシンパシーを感じるものがあるんじゃないかなと思いますので、等身大とのミックスがあるといいなと思います。そのあたりがデイブとウォーレンに関しては、何かお客さまにとっても伝わるものがあるんじゃないかなと思います。

デイブ役:斎藤瑠希

デイブ役:浜崎香帆

――「ソングスルーミュージカル」の魅力や楽しみに方は?

稽古をしていて思うのが、全部が繋がっていることによって生まれるイメージの連なりがあるという感じです。大きな一曲の戯曲のような印象があります。次から次へと4人の登場人物が出てくるところから始まりますので、音の流れに身を任せてもらえるといいなと思います。

――改めて、本作の魅力はどういったところに感じますか?

お客さまそれぞれが共感するところが4人の中にきっとあると思うんです。大きくドラマチックな物語とは違いますので、だからこそ自分と登場人物の日常が重なって、考えたり感じたり気持ちのどこかに感じるところが必ずあると思います。観ている時間が切り離された時間ではなく自分の日常に帰っていく・・・それこそ最後にジェイソンが歌う「美しさはお互いに反射し合って」というようなことが登場人物を通してお客様にも何か影響し、日常がより鮮やかに感じることになるといいなと思います。

――田中さん、ありがとうございました。

<STORY>
失った日々と、明日への希望・・・
しあわせを求める4人の世界が交錯する
眠らない街・NYに住む男女4人。30代のカップルであるジェイソン(相葉裕樹)とクレア(夢咲ねね)は、互いを想いながらも、ここ最近衝突ばかりでお互いの心が掴めないでいる。一方、アーティストを目指す青年ウォーレン(小池竜暉/中本大賀)は、手書きのチラシを配布する活動をしているが、誰からも見向きもされない。ある日、大学の論文に追われるデイブ(斎藤瑠希・浜崎香帆)のパソコンを偶然拾ったことで二人は知り合い、少しずつ世界が色を変えていく…。日々を懸命に生きる4人の人生が、思わぬ形で繋がっていく・・・自身のかけがえのない大切な時間とは・・?

オフ・ブロードウェイ ミュージカル『Ordinary Days』は、20232月8(水~ 212(俳優座劇場にて、2023218() COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演。なお、ゲストが登壇するアフターパーティーの開催やお客様の投票で決まる!キャスト全員によるアンコール歌唱など、各公演のイベントも盛りだくさん。詳しくは、公式HP(https://ordinarydays.jp/topics.html)をご参照ください。


公演概要
オフ・ブロードウェイミュージカル『Ordinary Days』
【出演】相葉裕樹/夢咲ねね/斎藤瑠希・浜崎香帆(Wキャスト)小池竜暉(GENIC)・中本大賀(円神)(Wキャスト)
【作詞・作曲】 Adam Gwon
【演出】田中麻衣子
【訳詞】藤倉 梓
【音楽監督・ピアノ演奏】落合崇史
【日程・会場】
<東京公演>2023年2月8日(水)~2月12日(日)俳優座劇場
<大阪公演>2023年2月18日(土)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
【チケット料金】全席指定 11,000円(税込)※プレビュー公演は500円引
【チケット一般発売】2022年12月25日(日)10:00
【お問合せ】公演事務局:https://supportform.jp/event(平日10:00~17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございますので予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
【公式HP】ordinarydays_jp
【公式Twitter】@ordinarydays_jp