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安嶋秀生さん&小田将聖さんインタビュー公開!Story Rocking『ピーチ』

芥川龍之介の短編小説「桃太郎」をベースに、鈴木勝秀が上演台本・演出を手がける「Story Rocking『ピーチ』~芥川龍之介『桃太郎』より~」が、2023年10月20日から11月5日まで東京、大阪にて上演される。
本作は、人々が持つ「桃太郎」のイメージを壊す芥川龍之介の視点に着目し、単純で痛快な「鬼退治」では終わらない読後感が味わえる物語が展開される。
今回plus aでは、主人公のピーチ(桃太郎)を演じる、安嶋秀生さんとピーチの第一の家来、レオナルド・ボヌッチ(犬)を演じる小田将聖さんにインタビューを決行。

――反響の大きかったビジュアルですが、スチール撮影のときご自身の姿に驚いてらっしゃいましたね。

安嶋 『桃太郎』ということでピンク色の私服を着て行ったんです。そしたら、真っ白の衣裳にゴリゴリのアクセサリーをつけて・・あれ!?みたいな(笑)。衣裳を渡されたとき、「そうだ!スズカツさんだった!そうだそうだ!!」ってなりました(笑)。

小田 僕は犬の役だから、きっと笑顔で撮るんだろうなと思って頬の筋肉を伸ばすマッサージをして撮影に臨んだんですけど、まさかの眉間に一番力を入れると思わなかった(笑)。笑わないでずっと睨むという、今までにない撮影だったので楽しかったです。

――役どころもみんなが知っている『桃太郎』ではないところに面白味がありますね。

小田 僕は、本当に安嶋くんを尊敬しているので、その尊敬をワンランク上げれば役の関係性になるのかなと思います。

安嶋 でも、(普段)喧嘩はしないからそこをどうやっていくかだよね。将聖は。

小田 実際に喧嘩をしたら縮こまっちゃうので・・犬猿の仲の喧嘩の部分をビビらず、頑張って演じられたらなと思います。

――安嶋さん、小田さん、そして細見大輔さん(猿)、久保田秀敏さん(雉)の掛け合いがひとつの見どころだと思います。稽古場でのコミュニケーションも大切になってくると思いますが、いかがですか。

安嶋 将聖は、最初から久保田さんと細見さんと喧嘩してればいいじゃん(笑)。

小田 (睨みながら)「おはようございます!」って?(笑)

安嶋 あははは。

小田 やだな〜こんな16歳(笑)。初っ端から喧嘩腰でいくって・・。

安嶋 そのときは俺が、「すみません!役の勉強してるんで!」ってフォローするから(笑)。

――今回のような初めての現場に飛ぶことは得意な方ですか?

安嶋 僕は得意ですね。わりと初めてのところに突き進みたいというか。初めましての方ももっと知りたいと思って自分から「教えて教えて」っていくタイプです。皆さんと波長が合えばすぐに溶け込めるんじゃないかなと思います。

小田 僕は人見知りをしちゃうタイプなので自分からいけないかもしれないですけど、慣れればどんどん距離を縮めていけるので、コミュニケーションを大切にして少年忍者のような仲の良い雰囲気を作れたらなと思います。

――少年忍者の中ではお二人はどんなポジションなんでしょうか?

安嶋 二人ともいじられキャラみたいだよね?

小田 そうですね(笑)。

安嶋 僕の天然発言があるらしくて・・(僕は)認めてないんですけど(笑)。そういう天然なところをいじられたりします。言われて、ああそうかって思うけど、別に良くね?って開き直ってます(笑)。

小田 前に少年忍者の中で、『天然は誰だ?』っていう企画をやったんですけど、内村(颯太)くんと安嶋くんの二人にがっつり割れたんです(笑)。

安嶋 らしいです(笑)。

――これまでスズカツさんの作品を経験されたメンバーの方からお話を聞いて、どうアプローチをしていこうと考えてらっしゃいますか?

安嶋 スズカツさんは、自分たちで考えて答えを見つけていくという演出をされると誰に聞いても言われました。だからこそ、台本を読み込んで理解したことをしっかりスズカツさんに伝えられるように自分なりに考えて作り込んでいけたらなと思っています。

――考えて作り込んでいく工程は好きですか?

安嶋 ダンスは得意なんです。ただ、少年忍者でいうと織山(尚大)みたいな人が何かしようとしたときに、その流れに身を任せるというか。わりとそっちのタイプなので、自分が先導するというのはあまり得意ではないんです。でも、自分なりに考えたりするのは得意なので、それを今回は演技に置き換えられるように頑張っていきたいと思います。

――新しい力が付きそうですね。

安嶋 そうですね。それを今回の舞台で経験をして身に付けていきたいなと思います。

小田 僕は、スズカツさんとお話をさせていただいたときに、自由に好きなことをやってと言われたので、自分のやりたいことや自分のパッションを出して、レオナルド・ボヌッチを作っていけたらなと思います。安嶋くんはダンスが上手いので、自分も何か見つけて表現ができるように頑張ります。

――安嶋さんは舞台での単独初主演となりますが、思い描く座長像はありますか?

安嶋 一番に思うことは、稽古場に来たいなと思えるような・・稽古をしていても楽しいな、ここにいたら落ち着くなって思えるような空間にしたいです。差し入れももう決めてるんです(笑)。

小田 ええー!

安嶋 皆さんが喜んでくれる姿が大好きなので、こうやってお話しをしてる中でもそうだし、友達ともそうだし、笑顔を見るのが好きだから。それがこうやってアイドルとしてなれたのかなって思います。楽しんでほしい、笑顔でいてほしい。というのがモットーなので、そんな場になるようにしたいですね。

――一緒にいたいなと思わせてくれる座長ですね。

小田 ほっこりするというか(笑)。本当に安心できる先輩です。僕は、初めての事務所以外の舞台なのでちょっと身構えていたところがあったんです。だけど、安嶋くんと一緒にできるとういうことで、安心して楽しく臨めることがとてもありがたいです。

――少年忍者の結束の固さを感じますが、メンバーのすごいなと思うところは?

安嶋 絆は強いと思います。仕事以外でもメンバーと遊ぶんですよ。同じグループメンバー同士で遊ぶことってあんまりないと思うんですけど、僕たちは休みの日とか早く仕事が終わった日にはご飯を食べに行ったり、遊びに行きます。プライベート面でも忍者愛が強いなと思うのがまずひとつあるかな。あとは、ほかのグループに比べてステージの立ち位置が細かいんです。普通は、1番と2番の間の1.5番・・という立ち位置が主流なんですけど、21人いるから1番、1.25番、1.5番、1.75番、2番っていう、1番から2番の間だけで5つの数字が立つんです。

小田 『The Shining Star』とか、一列の時は5.1番とかあるよね。

安嶋 お互いが信用できてないと一緒の位置に立てないと思うんです。だから本番前に毎回確認し合ってめちゃくちゃ喋ってます。あと、組み技もあるのでそれもお互いを信用してないと怖いじゃないですか。そういうのも含め、団結力や絆というのはずば抜けてるのかなと思います。

小田 僕は本当に少年忍者のみんなが大好きで、しょっちゅう遊びに連れて行ってもらったりして。それがほんとに楽しいんです。

安嶋 ほぼ幼馴染だもんね。

小田 一日中一緒にいても苦でもないしね。

安嶋 いい意味で喋らなくても気まずくなくて。逆にダメなこともちゃんとダメって言うし。それは強いなと思います。

――今回初めましての方もいらっしゃると思います。「私の取扱説明書」重要事項はなんでしょう?

小田 僕は、自分からは話しかけにいけないので積極的にきてもらえると嬉しいです。話をしていくうちに自分からガツガツいけるようになるので、ぜひ、話しかけにきてください!

安嶋 話題を振ってくれた方が話しやすい気がします。自分から話題を振ろうとすると、なぜか話が続かないというか・・(笑)。なぜか分からないです(笑)。自分からも話しにいけるんですけど、話題を振ってくれた方がより一層話せるかなと思います。

――今日を頑張れるプラスアルファの言葉をお願いします。

安嶋 「絶対に勝つぞ!」

小田 おおー。

安嶋 これは少年忍者全員で円陣を組む時に言う言葉なんです。部活っぽい感じなんですけど、誰にも負けたくない想いとか、昨日のコンサートの自分にも勝つ!っていう「全部に勝つ」という意味を込めて「絶対に勝つぞ!」という気合入れをしてるんです。その言葉を言うと「よし!」ってやる気が入ります。

小田 僕は気持ちが落ちやすいタイプなので、前向きに考え方を変えることを大事にしています。余裕がないときやうまくいかなかったことがあると、失敗だけを見て落ち込んでしまうので、「次がある!」「これが出来たんだから充分じゃない」という風に思うことが大切だとお話を聞いたので、「前向きに考え方を変える!」です。それで自分を鼓舞して『ピーチ』にも取り組んでいけたらなと思います。

――では、最後にお客様へのメッセージをお願いします。

安嶋 あじです。みんなが想像している勇敢な桃太郎の概念をぶち壊すような楽しい、ロッキンな舞台にします。皆さんもノリノリで帰れるようにするのでぜひ、楽しみにしていてください!

小田 僕が演じるレオナルド・ボヌッチは、カッコイイ攻撃的な一面もあれば、忠誠心のある可愛らしい要素もあると思うので、役を生きつつ、自分を出しつつ、励んでまいります。ぜひ、温かく見守っていただけたら嬉しいです。頑張ります!


公演概要
Story Rocking『ピーチ』 ~芥川龍之介「桃太郎」より~
【上演台本・演出】鈴木勝秀
【出演】
安嶋秀生
小田将聖 細見大輔 久保田秀敏
ブラザートム
【音楽】大嶋吾郎
【日程・会場】
<東京公演>2023年10月20日(金)〜10月29日(日)シアター1010
お問合せ:キョードー東京 0570-550-799 (オペレーター平日11:00〜18:00/土日祝10:00〜18:00)
<大阪公演>2023年11月4日(土)〜11月5日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
お問合せ:キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜11:00〜18:00 ※日祝休み)
【チケット料金】 8,500円(全席指定・税込)*料金は、東京公演、大阪公演、ともに共通。
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
【チケット一般発売開始日】2023年10月8日(日)10:00
【公式サイト】http://rocking-peach.com/
【公式X】@rocking_peach
【主催】エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/クオーレ
【企画・制作】クオーレ
【共催】足立区シアター1010指定管理者(東京)