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安田章大 主演『あのよこのよ』 本日開幕!コメント到着

安田章大が主演を務める「PARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』」が4月8日に東京・PARCO劇場にて開幕。初日に向けて、安田章大、潤花、中村梅雀、そして、作・演出の青木豪よりコメントが到着。

近年、歌舞伎の新作書き下ろしや、劇団四季などの大規模作品で演出を手掛ける青木豪。今回、安田章大を主演に『マニアック』以来5年振り2度目のタッグを組む。青木が書き下ろした新作は、江戸の幕末から大転換期を迎えた明治黎明期を舞台に、とある浮世絵師と周囲の人々がひょんなことから事件に巻き込まれる“痛快時代劇”。 浮世絵師・刺爪秋斎(安田)は、新政府を批判したとして番屋に入れられていたが、初犯ということもあり解放され、迎えに来た弟の喜三郎と居酒屋で宴を開いていた。居酒屋に居合わせた、未来を見る能力があるという常連・フサに占ってもらうと、秋斎は「女に出会う」と告げられ……。
共演者には潤花、池谷のぶえ、落合モトキ、大窪人衛、村木仁、南誉士広、三浦拓真、市川しんぺー、中村梅雀と、実力派が集結。

開幕コメント

青木豪

今回安田くんに演じてもらう秋斎という役は、安田くん自身がもつ、周りを翻弄して自分のペースに巻き込んでいく部分を誇張して描きました。秋斎はせっかちですが、安田くんはおっとりと自分のペースに巻き込んでいく印象です。安田くんは稽古場でも芝居全体の空気を見てから「こんな風にやったらええ?」と質問してくれます。彼が場の中心にいることで作品の雰囲気がすごく良くなるので、芝居にもそれが現れるといいなと思っています。彼の出演している舞台を観たり、会話する中で、以前よりも共通言語が増えていろいろなことを話せるようになりました。潤花さんはすごく明るくて、よく笑う方。稽古場でとにかく笑ってくれていたので、本番でお客さんが誰も笑わなかったらどうしようというのが今一番の心配事です(笑)。みんなをとにかく素敵な方向に導いてくれているなと感じます。(中村)梅雀さんは親戚に一人いてほしいお兄さんという感じです。若手の所作や刀の扱い方をとても楽しく教えてくださったり、いつもみんなと楽しく遊んでくださる若々しい方だなと思います。
お芝居はやっぱりお客さんに育てられてどんどん良くなるものなので、始まってお客さんの笑い声に支えられてどんどん芝居が進化していけばいいなと思っています。お楽しみに。

安田章大

コロナ禍を経て、いま改めて演劇というものが皆様の心に近づいてきている時代になれたのかなと思いますので、ただただ劇場に来ていただいて、席に座って、頭を空っぽにしていただける時間を提供出来たらなと思い、今回はみんなで力を合わせてエンターテインメントを作った次第です。(青木)豪さんが、安田章大というキャラクターに合わせて秋斎という役を当て書きしてくださって。自分がいることで周りが前向きになれるというところを大切にしてくださったんだなと実感すると同時に、稽古を重ねていくうちに、秋斎という人物はかなりせっかちで豪さんそっくりなんだなと理解しました(笑)。また、自分の体を大切にという部分を凄く考えてくださって、特注の眼鏡も作っていただきました。物語の中でもカギとなるアイテムなので、ぜひお楽しみに。
この世界を楽しんでもらうためにみんなで一緒に空気を作っていくという部分が演劇の楽しいところで、現場で起きているリアルな状況をぜひ皆さんの五感を使って感じに来ていただけたらと思います。なのに、エンターテインメント。そこが楽しいと思います。ぜひお越しください。

潤花

私が演じるミツはいろいろなことを考えながらも生きる情熱にあふれた魅力的な女性で、このような役は初めてだなと感じています。いろいろなミツの表情がある中で、安田さんが演じる秋斎との二人の場面では、秋斎に引っ張ってもらって良い意味で力が入っていないので、そぎ落とされた本心の部分が出ています。私自身も共鳴し合えるようにしたいなと思いながら役を生きています。
こんなに素敵な作品の役に向き合える時間は本当に貴重だと感じますし、皆さんが同じ方向を向いてそれぞれが作品に真摯に向き合っていく姿からたくさんのことを学び、一瞬一瞬が宝物だと思える時間が私の中に詰まっています。稽古のはじめは緊張していましたが、皆さんの温かなお人柄でお芝居に集中することが出来ました。人としても芸事に関しても、たくさんのことを学ばせていただいています。
はじめましての皆さまと約1ヶ月間、心をいっぱい通わせて、心をたくさん動かしてかたちになったものが、お客様とお会いして、どう変化し、どのような幕開けになるのか今から私自身もとても楽しみにしております。

中村梅雀

私は今まで舞台でもやったことのない種類の役を演じております。しょっぱなから奇想天外、予想をはるかに裏切る登場の仕方をしますので、その後もえー!というものを魅せられるのではないかと思います。本当にお客様の反応が楽しみです。
奇想天外な世界観ではありますが、しっかりした芯が通っていて途中で飽きさせない展開がたくさん散りばめられています。
安田くんは座長としてみんなの一体感を高めてくれますし、繊細にいろいろなことを感じ反応しながらもつぶさに意見するのではなくて、何とかする為の空気を作っていってくれました。
珍しくとっても悪い役なんですけれども、このお芝居におけるメッセージ性を多く含んでいる、どこかの国をずっと支配してきた権力の象徴みたいな存在です。ラストにメッセージを叫んでいますので、それがどのように皆さんの心に残るのか非常に楽しみです。

舞台写真

撮影:田中亜紀

東京公演は4月29日まで、5月3日から10日まで大阪・東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて上演。


公演概要
PARCO PRODUCE 2024「あのよこのよ」
【作・演出】青木豪
【出演】
安田章大/潤花 池谷のぶえ 落合モトキ 大窪人衛 村木仁 南誉士広 三浦拓真
市川しんぺー 中村梅雀 ほか
【日程・会場】
<東京公演>2024年4月8日(月)~29日(月・祝)PARCO劇場
【チケット料金】12,000 円 (税込・全席指定・未就学児入場不可)
<大阪公演>2024年5月3日(金)~10日(金)東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール
【チケット料金】S 席 12,000 円 A 席 9,800 円 (税込・全席指定・未就学児入場不可)
【公式サイト】https://stage.parco.jp/program/anoyokonoyo