• HOME
  • ニュース
  • 「脚本家・岸谷五郎は俺の敵」地球ゴージャス30周年で攻めた作品に 『儚き光のラプソディ』本日開幕

「脚本家・岸谷五郎は俺の敵」地球ゴージャス30周年で攻めた作品に 『儚き光のラプソディ』本日開幕

撮影:引地 信彦・宮川 舞子

4月28日より明治座にて、地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』が開幕する。初日を前に囲み取材会が行われ、中川大志、風間俊介、鈴木福、三浦涼介、佐奈宏紀、保坂知寿、そして寺脇康文、岸谷五朗の8名が登場した。

1994年に岸谷五朗と寺脇康文により結成された演劇ユニット「地球ゴージャス」。
「地球の人々の気持ちを豊かに、ゴージャスにする」ことを目指し、これまで作品を発表するたびに大きな話題を集めてきた。
岸谷・寺脇が“まだまだこれからも、大それた「夢」への追及は続く”と語る結成30周年を迎える2024年は、実に6年ぶりの新作となる『儚き光のラプソディ』がいよいよ幕を開ける。

出演は、中川大志、風間俊介、鈴木福。更に、三浦涼介、佐奈宏紀、保坂知寿。今作は、風間・保坂を除く主要キャストが地球ゴージャス初参加という新鮮な顔ぶれがそろった。岸谷五朗、寺脇康文ら総勢25名で創り上げるステージに期待がかかる。

囲み取材レポート

撮影:引地信彦

ーー初日に向けての意気込みをお願いします。

中川 いよいよ明日初日を迎えるということでドキドキしていますが、1ヶ月半、稽古に参加させていただきまして、岸谷さんが作り上げた脚本をみんなでカタチ作っていく作業が本当に充実していました。どんな作品のときもそうなんですが、お客さまに初めて届く瞬間というのは楽しみであり怖くもあり、でもすごく幸せな時間です。地球ゴージャスに参加させてもらっているんだなっていうことをふとしたときに実感するんですけども、今日こうして会見に立たせていただいて、 いよいよ始まるなと改めて実感しております。精一杯大阪まで駆け抜けたいと思います。よろしくお願いいたします。

風間 今回、地球ゴージャス30周年記念公演。30周年で守りに入らずにここまで攻めるかという、そういう舞台となっております。新たなことに挑戦してすごくチャレンジングな作品だからこそ、舞台稽古はワクワクのお祭り騒ぎでした。これからお客様に観ていただいて、今まで観たことがない演劇、観たことがない感覚、いろんなものを感じていただけると思います。本当に素晴らしい初日になると思います。私たちは楽しみに待っているので、ぜひ、楽しみに劇場にいらっしゃってください。よろしくお願いします。

鈴木 台本を読んで、皆さんで本読みをした日からここまで本当にあっという間でした。毎日楽しくて、どんな作品になるんだろうとワクワクしていたらいつの間にか初日が来てしまって。明治座ののぼりの旗が立っているのを見て、本当にこの舞台に立つんだな、ここでみんなと一緒にできるんだとすごくワクワクしています。自分としてももっともっと成長したい部分はありましたが、それでもこの二ヶ月間やってきたことが自分の中でしっかりと身を結んでいる感覚があるので、岸谷さん、寺崎さんをはじめ周りの皆さんに感謝しつつ、全力でこの作品を届けられたら嬉しいです。いっぱい頑張ります。よろしくお願いします。

三浦 地球ゴージェンスの30周年、そして明治座という由緒あるステージに立てること、心より嬉しく思います。 精一杯努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

佐奈 30周年記念公演という記念すべき舞台に、この大尊敬する皆様と一緒に舞台に立てることを本当に奇跡のように感じております。この舞台を観に来てくださるお客さまにも、この舞台が奇跡の出会いだと感じてもらえるよう、精一杯この舞台の持つ力をお届けしたいなと思います。よろしくお願いします。

保坂 本当にあっという間の稽古でした。普通の舞台作りより地球ゴージャスの稽古は長目なんですけど、それでもあっという間でした。それは仲間感や一体感があって、オリジナルを作り上げる情熱というかみんなの思いがこの速さを感じさせてくれたのかなと思います。カンパニーみんなすごいエネルギーでこの舞台に立っているので、それが少しでも皆さまに届いたらなと本当に思います。五朗さんが書かれた本にもたくさんのメッセージが込められていて、それぞれがいろんなものを投げかけていく舞台になると思いますので、たくさんのものを受け取っていただけるように私たちも頑張れたらと思います。応援よろしくお願いいたします。

岸谷 演劇というのはまだまだ力が弱いものだと思っています。(マスコミの)皆さまのおかげで演劇が非常にメジャーになり、たくさんのお客さまが来てくださるきっかけになります。本当にありがとうございます。(このあとの)ゲネプロ、これから頑張ります。 大変なことになってきて、今、私の頭の中の棚がちょっと整理できていない状態なんですが、逆に言うと少し楽しみでもあります。どうなるのかな(笑)。一週間ちょっと舞台稽古してきました。頑張ります。

寺脇 (僕たちを)見ていただければわかりますように、「なんじゃこりゃっ」ていう。「なんの芝居やねん」っていう。そのまんまの感情を持って劇場に来ていただいて、「どういうことなの!?これは!」と思って観ていただければなと思ってます。当日券もありますので「なんじゃこりゃ。観に行かないとダメだな」って今思ってる方々、ぜひお願いします。僕も62歳になりまして、五朗ちゃんも今年9月で還暦ということで年を重ねてまいりました。そうなると本当につくづく思うのは、今回テーマの一つでもあります“時間”。時(トキ)ですね。これが本当に今の連続だなというのを実感しています。こう喋っている今もどんどん過去になっていっているわけです。時間というのは過去には戻れない。先に進むしかないし今しかないということで、この今という時間を、観ていただく皆さんと一緒に共有してなにか大きなエネルギーを我々から発信できたらなと思っています。ぜひ、「なんじゃこれ」というこの芝居を観に来ていただきたいと思います。

――今作は地球ゴージャスの30周年という節目の作品であり、6年ぶりの新作ということですが、物語に込められた思いや登壇者の皆さんの役柄について言える範囲で大丈夫ですので、お聞かせください。

岸谷 役柄は・・皆さんこれを見ていただいて想像していただいて・・

風間 全然想像できないと思います(笑)。

(一同笑い)

岸谷 とんでもない8人がね(笑)。本当に今、お客さまの前にこの作品を発表する前の段階で私はとっても幸せです。今回初めてのメンバー、大志も福くんも、そして宏紀も涼ちゃん全員の芝居を観に行って、今回出てもらう交渉をして、この役者にこの役をやってもらいたいっていう思いが強いままあて書きをして、今回の作品が出来上がりました。それに対して全員私の想像を上回ってくれて、稽古場の状態から早くも本を越えた演技にみんながどんどん出来上がってきて、脚本書きしたものとして本当に幸せいっぱいでございます。今回、出会いと別れ、時、そして儚き光、儚き命、命の儚さもテーマなんですが、そんな中でこのメンバーに出会えたことを今この会見でジーンと感じています。知寿さんと俊介はもう常連で出ていただいて、あ、常連は俊介だけでしたね(笑)。知寿さんは『The PROM』以来、ありがとうございます。 本当にこの仲間で芝居作りができてよかったと、初日を迎える前に思っております。

――共演者さん同士で稽古中に気がついた新たな一面はありますか。

中川 新たな一面・・そうですね・・いや、でも福ちゃんはね、毎週ZIP!さんが終わってから稽古場に・・

風間 俺もだよ!

(一同笑い)

中川 カンパニーに(ZIP!のレギュラーが)二人いるっていうことはなかなかないですから(笑)。

岸谷 (ZIP!の)空いてるレギュラー曜日ないですかね?

(一同笑い)

中川 でも、福くんとはお仕事するのが初めてなんですけど、初めて会ったのが福くんがこれくらい(中川の腰の位置を指し)で、僕はこれぐらい(中川の胸の位置を指し)のときだったんですけど、この舞台が終わる頃には20歳になるんだもんね。だから、終わったらぜひとも一緒にお酒飲みたいなっていう感じなんですけども・・・意外な一面ですもんね(笑)。どうですか、皆さん?

風間 意外でもないかもしれないですけど、今回改めて、五朗さんと寺さんの夫婦力というのが最高に高まってるなと思いました。稽古場でフィットネス動画を二人で見始めて、「お前、これできるか」「いや、できるぞ」って二人でフィットネスを始めて(笑)。すごいなんだろうな。幸せそうでしたね。あの時間。

(一同笑い)

寺脇 みんなに見られてるんだ。ああいうの(笑)。

風間 移動で新幹線に乗り込んだら、空いている座席がほかにもあるのに二人で並んで座ってて。寝て起きたらまだ二人でずっと喋ってたっていうことがあるんですけど、それをまんま福くんも同じ時間を過ごしたらしくて。

鈴木 (中川を見て)僕ら二人でね。

中川 東京から大阪までお二人が隣の席でずーっと喋ってました。仲いいなと。地球ゴージャス30年、そして出会って40年ですか?お二人は。

寺脇 そうだね。

中川 いや、すごいですね。

鈴木 あとはやっぱり風間さんの体が硬いっていうのが・・

風間 ちょっとだけ柔らかくなったよ!

鈴木 いや、ほんとに柔らかくなりましたよね(笑)。

(前屈を披露するよう促される風間)

寺脇 前よりいいんじゃない?

岸谷 地球ゴージャス10年おきに風間俊介が出てくれてるけど、それでこの硬さ。あの激しい稽古はどこにいったんだってね。

風間 ゴージャスが終わった後にも続けてればあれなんですけど、ゴージャス中にしかストレッチやってないですっていうのが。

岸谷 それでも柔らかくなるよ。

寺脇 今回も20年前と同じスニーカーで稽古してたね。

風間 顔が変わってないってよく言われますけど、体の硬さも変わってないですね。

寺脇 靴も変わってない。

(一同笑い)

――今までに観たことないような演劇というお話がありましたが、言える範囲で攻めポイントをお伺いできますでしょうか。

風間 (答えるの)僕でいいですか?これはお客さまに来ていただいて驚いていただきたいということで今お話しできることがとても限られるんですが、初めて台本を読ませてもらったときに、演劇でこれが可能なのだろうか、これがステージ上で実現できるのだろうかと思って。でもそれが稽古、そして劇場にやってきてどんどんカタチ作られていって、既存の演劇だったりエンターテイメントへの挑戦みたいな作品になっています。五朗さんが今日おっしゃっていたんですが、「台本を書いた脚本家・岸谷五郎は俺の敵」だって言っていました。それくらい高いハードルを五朗さんが自分で設定をされて、それを超えていくっていう。そして僕らはそれに必死についていくというような形になっているので、詳しいことはお話しできないんですけれども、皆さんがあっと驚く演劇となっておりますので、ぜひ楽しみにしていてください。

――衣裳のポイントやテーマがあれば教えてください。

岸谷 それぞれの役のそれぞれの衣裳で、衣裳プランは何回も変えました。一人だけ役名がわかる人がいるわけですけども(風間のパンツに縫われいる “仁義”の刺繍を見て)

風間 もしかしたら、人の生きる道の“仁義”かもしれないじゃないですかっ。

岸谷 名前です、これは。

風間 なんで俺だけ!みんなあれだけ役名隠してたのに、なんで俺だけ言っちゃうんですか!?

(一同笑い)

――最後に、岸谷さんと寺脇さんよりお客様へメッセージをお願いします。

寺脇 今、地球では戦争が起き、日本でも地震があったりと苦しんでいる方々がたくさんいると思います。我々はこうやって芝居ができる幸せがあります。その人たちの気持ちも背負って、地球のことを考えてる人たち一丸となって何かエネルギーの発端になればなという。大それたことは言いませんけども、気持ちだけはそんな気持ちで明日から僕たちのできることを全力でやって誰かの役に立っていきたいなと思っております。何かのエネルギーが生まれればいいなと思いながら頑張っていきたいと思いますので、ぜひ、観ていただきたいと思います。当日券もあります。よろしくお願いします。

岸谷 地球ゴージャス結成して30年です。本当にお客さまのおかげだと思っております。ありがとうございます。料理人は料理を作れる。そして幸せを与えられる。お家を作る人ならすぐ仮設住宅を作って被災地で活躍することができる。我々俳優には何ができるんだろうと、何もできないじゃないかと落ち込んだ時期がありました。その頃、ちょうど地球ゴージャスが結成されました。阪神淡路大震災でした。そのときにふと、我々に唯一できることは人々の心に栄養を与えること、地球の人々の心をゴージャスにすることができるんじゃないかということで、地球ゴージャスという名前をつけました。本当に微力ではありますが、来てくださるお客さまを幸せにすること、これに全力を尽くしております。ぜひ、劇場でお待ちしております。

舞台写真

撮影:引地 信彦・宮川 舞子

あらすじ
「ここはどこだ」
ひとり、またひとりと謎の白い部屋に集まる人たち
共通することはただ一つ、
それぞれの「逃げたい」という強い感情が溢れそうになった瞬間に目の前に現れたという「扉」。
その扉を開くと、この部屋が現れたという。
「ここはどこだ」
集まったのは 7 人の男女。
孤児院で育ったという青年‥ 謎のジョッキー‥ 軍服を身に纏った男‥
ホテル支配人に、ひまわり畑から来たという二人の男 そして老婆‥
生きていた場所も時代も様々である。
部屋の中で繰り広げられる会話により、互いの関係が微妙に、でも確実に変化する。
何故この人と 何故この部屋で 何故この時に私たちは出逢ったのか

公演概要
Daiwa House Specia
地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』
【作・演出】岸谷五朗
【音楽】和田俊輔
【出演】中川大志 風間俊介 鈴木福 三浦涼介 佐奈宏紀 保坂知寿 ほか
【日程・会場】
<東京公演>2024年4月28日(日)~5月26日(日) 明治座
<大阪公演>2024年5月31日(金)~6月9日(日) SkyシアターMBS
【公式サイト】https://www.chikyu-gorgeous.jp/30th
【公式X】https://twitter.com/chikyu_gorgeous