林翔太「僕がどこまで壊れるのかをお楽しみに!」Reading Rock『トラベルショー』開幕!
林翔太 主演の Reading Rock『トラベルショー』が、7月4日に天王洲 銀河劇場で初日を迎え、初日を前に開幕直前取材会が行われた。
朗読×音楽ライブのスタイルで、旅をテーマにした冒険譚2演目を2週連続で上演される本作。7月4日(金)~7月6日(日)は、18世紀にアイルランドの風刺作家ジョナサン・スウィフトによって書かれた小説「ガリバー旅行記」をもとに描かれる『ガリバー』(全4公演)、7月11日(金)~7月13日(日)は、19世紀後半にフランスの作家ジュール・ヴェルヌが書いた長編小説「月世界旅行」をもとに描かれ、2022年に好評を博した『月世界旅行』を上演。
上演台本と演出は、演劇と音楽の融合する新たなジャンルを探求し続ける、鈴木勝秀。出演は、ミュージカル、ストレイトプレイなどジャンルを超えた舞台で活躍する林翔太。力強い歌声と存在感溢れる演技で魅了する田村雄一。時代劇から現代劇、古典などと幅広く多彩な役を的確に演じる細見大輔。
初日前に行われた『ガリバー』の公開ゲネプロでは、若い医者であり探検家のガリバー役を林。ショーのゲスト ウィルシャー役を田村。司会者のヘンダーソン役を細見が務め、大嶋吾郎が生み出すロック溢れるサウンドで演劇と音楽のエキサイティングなトラベルショーをみせる。
ゲネプロ後に行われた取材会に、林、田村、細見、鈴木が登場した。
ーーいよいよ初日を迎えますが、今の心境をお聞かせください。
林 稽古期間が短くて、今日が初日なんですけどすごくそわそわしてます(笑)。もう初日なのね、と。セリフを覚えないで稽古に入ったのも初めてで、いいんだろうかみたいな(笑)。でも稽古に入ったら先輩お2人が毎回楽しくアドリブをされて・・
細見 全部台本踊りです。
林 いやいやいや(笑)。僕も一緒にやらせてもらってるんですけど、お客さんみたいな気分になって楽しみながら稽古をやらせてもらいました。初日が始まりますが、僕も誰よりも楽しみながらやれたらなと思います。
田村 恐らく、今日の初日が1番ベースになると思います。『ガリバー』は、4回公演しかないんですが、みんな自由勝手にやりそうなので回を重ねるごとにきっと大変なことになっていくんだろうなと思っています(笑)。上演時間のこともありますのでそこらへんを考慮しつつ楽しみながらやっていけたらなと思っております。
細見 とにかく『ガリバー』は翔太くんの負担がけっこう大きいと言いますか、たくさん喋っているので僕と田村さんでできるだけ笑かしてやろうと、楽しませてあげようというそんな気持ちで頑張りたいと思っています。
鈴木 『ガリバー』は、ジョナサン・スウィフトの『ガリバー旅行記』が4つの話になっているんですが、そこにはすでに人間や文化の批評というものが入っていて、僕がそこに何か付け足しているわけではないんです。普遍的なテーマが書かれているからこんなに長く残っているんだと思っているので、ぜひ皆さんにそのあたりのところをみていただければと思っております。
――稽古期間が短かったということですが、どんなところを重点において臨まれたのでしょうか。
林 『ガリバー』の方はわりと素に近いというか。ガリバーとしてちゃんと読んではいるんですけど、ナチュラルにガリバーを読ませてもらっていて、スズカツさんも「それでバッチリ!」と言ってくださったので、今は自信を持ってやっています。ただ先輩お2人がかなり個性が強いので、自分は薄味なんじゃないかと思って頑張って演じております(笑)。
細見 僕はもともと普通にやろうと思っていたんですけど、田村さんがすごいキャラが濃いのでつられています(笑)。田村さんがとにかくすぐやっちゃうので、僕も負けてられないなと。
田村 いやいや。我慢できないのは細見さんだから(笑)。
林 ノリノリですよ(笑)。
(一同笑い)
――アドリブが入ってる感じでしょうか。
細見 いえ。ほぼ台本通りでアドリブはほとんど入ってないです。
田村 全くないです。
鈴木 嘘をつくな(笑)。
林 ”全く”は嘘ですね(笑)
田村 昨日、(舞台稽古で林に)アドリブを降ったらシカトされて・・
細見 そこは絶対(役を)守りたいよね。
田村 すごい精神力だなと。
林 あはははは。
田村 でも、今日のゲネプロではちょっとね。反応してくれて。
林 はい(笑)。
田村 すごく嬉しかったです。
(一同笑い)
―来週末は『月世界旅行』の上演となりますが、どんな形になりそうでしょうか。
鈴木 基本的なスタイルは同じなんですが、中身は全然違う形になっています。『月世界旅行』は、ジュール・ヴェルヌが書いたもので、そこにもまた文明批判や批評が入っているんですが、『ガリバー』よりもっとおバカな感じになっていくんじゃないかなと思っています。これは過去に公演したことがある演目なので手応え的には分かっているので安心はしております。
――林さんは『月世界旅行』ではメイクもガラッと変わりますが、いかがでしょう。
林 そうですね。僕だって分かるかな?って(笑)。ビジュアルを見た知り合いに、「隣にいる子も一緒に出るの?」って言われて「隣も僕なんだけど!」って(笑)。それくらい扮装が変わるので。でもこれくらい、自分じゃない姿になると役に入りやすいですし、『月世界旅行』では役以外のいろんな声を出したりするのでそこも楽しみだなと思っています。最初に台本を読んだとき、自分のセリフのところに全部”バービケイン”って書いてあるんですけど、どこで声を変えるのか全くわからなかったんです(笑)。でもお2人も同じように役名のところで全然違う声を出すからどういうことだろうっと思って。
細見 そうですね(笑)。
林 すごい動揺したんですよ。でもちょっと空気を読んで、ここでやってみようっていうのをいろいろ考えているので、そこも楽しんでもらえたらなと思います。
――新たな新天地を見られるということですね。
林 そうですね。でもほぼノリですよ(笑)。
鈴木 そうそうそう(笑)。
――田村さんと細見さんからの見どころはいかがでしょう。
田村 『ガリバー』とはまたガラッと変わった冒険活劇ような感じで、細見さんと僕のセリフ量も増えて3人で喋るところが多くなっています。林くんが非常に面白いので・・
細見 たしかに。
田村 僕らがいろいろやるのを冷めた目で見ているのが、ぼくはキュンときて、大好きです(笑)。
(一同笑い)
細見 『ガリバー』の方は、翔太くんがわりとメインで進んでいくんですが、『月世界旅行』はトリオのように頑張ってやっていくので、そこが激しい掛け合いになっていくでしょうし、翔太くんも時間が経つにつれてどんどん壊れていくと思うので(笑)、その壊れっぷりがどこまでいくのかなっていうのはすごく楽しみです。
――今回の『トラベルショー』にちなんで、ご褒美で旅に行くならどこに行きたいですか。
林 船で世界1周。その1回の旅行でガリバーくらい旅行したいですね。1回で済ませる(笑)。僕、エジプトが好きなんですけどまだ1回も行ったことがなくて。エジプトは船でも行けるみたいなので行ってみたいですね。
田村 僕は翔太くんと鴨川シーワールドに行ってみたいですね。
林 行きましょっ。
田村 ぜひ!稽古期間が短かったのでまだ打ち解けられてないんですよね。なので翔太くんのことを知りたいですし、僕をもっと見せたいです。ぜひ、鴨川シーワールドでシャチのショーを見て一緒に水を浴びたい。僕、千葉出身なのでぜひ鴨川シーワールドよろしくお願いします。
林 ぜひ連れて行ってください(笑)。
田村 もちろん!いつでもお願いします。
(一同笑い)
細見 僕はお二人とは別で、奥さんと二人で旅行に行きたいです。
林・田村 別で!?
細見 うちは猫がいて20年くらい旅行に行けてないので、猫も一緒に連れていけるなら韓国に行きたいですね。韓国に行ってk-popアイドのライブを生で見てみたい!っていう、そういう気持ちがすごくあります。TWICE!
(一同笑い)
鈴木 僕はもうイタリアに行ってインテル(インテルナツィオナーレ・ミラノ)の試合を観る。もう、それだけです。(一同笑い)
――最後に林さんよりメッセージをお願いします。
林 僕にとって朗読をテイストとした劇は初めてになるので、僕のファンの方も新鮮だなと思うだろうし、2作品を週替わりでやらせてもらうので違う世界観を楽しめるんじゃないかなと思います。そして、さっき細見さんも言ってらっしゃいましたけど、僕がどこまで壊れるのかというのも楽しみにしていただければと思います。
舞台写真
撮影:伊藤智美/©Reading Rock トラベルショー2025
公演は、天王洲 銀河劇場にて、7月6日(日)まで『ガリバー』、7月11日(金)~7月13日(日)まで『月世界旅行』を上演。『月世界旅行』では、情熱と好奇心に満ちた青年インピー・バービケイン役を林翔太。バービケインに敵対心を持つニコル大尉役を田村雄一。バービケインに助言するフランス人ミシェル・アルダン役を細見大輔が演じる。
公演概要
Reading Rock『トラベルショー』
Reading Rock トラベルショー『ガリバー』
【原作】ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』
【上演台本・演出】鈴木勝秀
【音楽】大嶋吾郎
【出演】林翔太 田村雄一 細見大輔
【日程・会場】2025年7月4日(金)~7月6日(日)天王洲銀河劇場
Reading Rock トラベルショー『月世界旅行』
【原作】ジュール・ヴェルヌ『月世界旅行』
【上演台本・演出】鈴木勝秀
【音楽】大嶋吾郎
【出演】林翔太 田村雄一 細見大輔 大嶋吾郎
【日程・会場】2025年7月11日(金)~7月13日(日)天王洲銀河劇場
【チケット料金】全席指定 9,500円 (全席指定・税込)(『ガリバー』『月世界旅行』共通)
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
※未就学児童入場不可。
【一般発売日】2025年6月29日(日)10:00
【お問い合わせ】公演事務局 https://supportform.jp/event (平日10:00~17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございますので予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
【公式サイト】https://travelshow.jp/
【公式X】@travelshow_jp
【主催・企画・製作】Reading Rock トラベルショー公演製作実行委員会