笹森裕貴「無駄なことが何かに繋がっていると自信を持って言えるように」乃木坂46・佐藤璃果ら出演舞台『ロボコォォォン!』開幕レポート

「高専生の甲子園」とも呼ばれるロボットコンテスト『高専ロボコン』を題材とした初めての舞台となる『ロボコォォォン!-ROBOT COOONTEST!-』が、12月4日に東京・ヒューリックホール東京にて開幕した。初日を前に同劇場にて、公開ゲネプロと開幕直前取材が行われ、笹森裕貴、佐藤璃果(乃木坂46)、志田こはく、佐藤友祐、仲田博喜、原西孝幸(FUJIWARA)が登場した。

本作は、笹森裕貴、佐藤璃果(乃木坂46)、志田こはく、佐藤友祐、仲田博喜が演じる風間西高専(通称カニ高専)の学生たちと、原西孝幸(FUJIWARA)演じる顧問の先生が、雷太演じるライバル校の学生達と対峙しながら、廃部となったロボコン部の再結成に奮闘する物語。夢に向かってまっすぐに突き進む若者たちの姿を、熱く、そしてコミカルに描き出している。

開幕直前取材では、キャスト7名全員が自身の役柄や本作品の見どころ・意気込みを語った。

ーー初日に向けての意気込みをそれぞれよりお願いいたします。

笹森:岡冗駆郎は、無駄なことに命をかける高専生でございます。一見、本当に意味のないことをやってるように見えても無駄って何かの布石になったり、その無駄が重なって1つの形を成すということを体現しているような演劇を作ってまいりました。日常生活の中で皆さんも無駄だと感じることはあると思うんですが、それが何かに繋がっていると自信を持って言えるように、そんなメッセージをお届けできたらなと思っております。最後までよろしくお願いいたします。

佐藤璃果:久米田研ちゃんは、オカルトがすごく好きで、好きなことに真っすぐに向かっていくタイプです。すごくツンツンしてる部分もあって、特に冗駆郎が何かやってきたらすごくツンツンして返すんですが、そういうところもかわいいなって思いながらと研ちゃんを演じさせていただいます。研ちゃんの過去も興味深い部分もあるので、そういったところにも注目していただけたら嬉しいです。皆さん本当にキャラが濃くて、かっこいいキャラクターがいっぱいなので、たくさん楽しんでいただけるかなと思います。最後まで頑張ります。よろしくお願いします。

雷太:私は高浜サトルという、ロボコン界の王子を演じさせていただきます。こういった役どころは初めてでございますので、今からもう眠れないぐらい緊張してるんですが、この作品を通じて、本当のロボットコンテストのこともいろんな方に知ってもらえたらなと思います。何より劇場にお越しいただいた皆様に笑顔をお届けできたらなと思っております。短い期間ですけども、精一杯頑張ります。よろしくお願いいたします。

志田:小椋青葉は二面性がありまして、通常の青葉ちゃんは髪をしばっていておたく気質で成績優秀な少しおじさんっぽい役なんですが、髪をほどくとちょっと癖の強い役になります。こういったところもぜひ注目して見ていただけたらなと思います。短い期間でありますが、楽しみたいと思います。皆さん、よろしくお願いします。

佐藤友祐:鳥羽樹は、ロブコン部部長でロボコン部が弱すぎて廃部してしまって部員がいない中、個性の強い人たちを集めて、なんとかロボコン部を作りたい!という熱量をこの舞台で存分に生かしている、熱血キャラとなっております。僕自身、こういう振り切ったキャラクターを演じるのは初めてなので、今から緊張とワクワクといった感情が入り混じっているんですが、最後まで怪我なく楽しんで演じられたらなと思っていますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。

仲田:沢田舞石くんは、一見クールに見えるんですが、自分の好きなことや大事にしてることに対して独特の暑さを持っている役だと思っております。劇中でも僕だけじゃなく、他のキャラクターたちそれぞれのロボコンにかけるいろんな熱い想いが盛り込まれた作品となったと思います。ぜひ楽しみにしていてください。よろしくお願いします。

原西:ロボコン部の顧問の石崎先生を演じます。わたくし…誰でたっけ?
全員:いやいやいや(笑)。
(一同笑い)
原西:“原西”と言われている者です。石崎先生は本当にロボコンが大好きなんですが、ある事情があって距離を置いてるという役柄です。この若い子のメンバーの中で、おじさんが入って化学反応が起こるかどうか——起こらなかったら、すいません!という(笑)。頑張らせてもらいますので、どうぞよろしくお願いします。

――「ロボコンに打ち込んでいる」という作品のテーマにちなんで、皆さんが仕事以外で打ち込んでいるものを教えてください。思いついた方から挙手制でお願いします。

佐藤璃果:はい!(手を挙げて)私は最近、アニメに打ち込んでるというかハマっています。
志田さんにおすすめのアニメ教えていただいて、最近はそれをずっと見ています。以上です!

仲田:高専生らしからぬことなんですが・・株を最近始めまして──
笹森:何言ってんすか(笑)
原西:生々しすぎるやろ(笑)
仲田:(笑)。セリフを見るのと同じくらい・・セリフを見て、株を見て、稽古場に来ていました。最近はあんまり安定してないみたいです。以上です(笑)。
(一同笑い)

志田:私はお休みの日は体を動かすことにハマっています。昔やっていたフィギュアスケートをこのお仕事にも活かせるように、最近はフィギュアスケートをしています。

笹森:はい!最近、エアガンにハマってて。男の子って銃とか好きじゃないですか。的に向かってひたすらパンパン打ってるんですけど、ゆくゆくはサバイバルゲームをやってみたいなと思っているので、知り合いでやっている方いたら連れてってもらおうと思います。
雷太:わたくしは、野鳥愛好家でして。鳥を飼っております。相変わらず鳥が大好きなので、野鳥のうんちくをひとつ──

全員:おっ!

雷太:ツバメが低く飛ぶと次の日は雨だと。

佐藤り:へえ~

雷太:なぜでしょ。

笹森:待って(笑)。(佐藤りに向かって)「へえ~」が早い(笑)。
佐藤璃果:あっ。質問だった(笑)。
雷太:なぜでしょう?
笹森:はい!低気圧で物理的に低くなっちゃう。
雷太:あぁ~惜しい!湿度が高くなると餌の虫の羽に水滴が付いて低く飛ぶんです。だからつばめも低く飛んで虫を捕まえるんです。
全員:へえ~
雷太:昔は鳥界のさかなクンを目指していたので、とりクンになりたかった人生でした(笑)。

佐藤友祐:僕は推し活じゃないですけど、野球が好きでして。北海道出身なので日本ハムファイターズは本当に推してて、「好きだ好きだ」って言ってたら、実況や解説、始球式もさせていただいたりして、今すごく楽しい人生を送っています!

原西:昔、ゴリラの着ぐるみを着て檻の中に入いるっていうことがあったんですけど、それ以来、ゴリラにハマってまして。これ豆知識なんですけど、ニシローランドゴリラっていうゴリラがいるんですけど、学術名が「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ」です。だから僕も将来的には芸名を「ハラニシ・ハラニシ・ハラニシ」にしようかなあなんて言いながらやっております。
(一同笑い)

――では、最後に主演の笹森さんよりお客さまへのメッセージをお願いします。

笹森:「ロボコン×青春物語」ということで、キャスト一人一人が自分の責任を全うして、熱量高く稽古を重ねてまいりました。舞台セットを見ていただければわかると思うんですが、ギミックが多くて、ロボコンが演劇になった時にこうやって表現するんだ──みたいな視覚的面白さも多々あると思います。みんなで最後まで駆け抜けられるように、怪我に気を付けて、風邪にも気を付けて、健やかに元気に最後まで頑張りたいと思いますので、ぜひお楽しみください!

全員:ありがとうございました!

写真:Ayano Tomozawa

公演は、12月7日(日)までヒューリックホール東京にて上演。また12月7日(日)の千穐楽を含む2公演を、劇場から生配信することが決定。生配信後にはアーカイブ配信も実施。終演直後のキャスト生コメントを舞台袖からお届けする、配信限定の特別映像も。臨場感たっぷりの映像をぜひお楽しみください。


公演概要
『ロボコォォォン!-ROBOT COOONTEST!-』
【脚本・演出】井上テテ
【出演】笹森裕貴 佐藤璃果(乃木坂46)/雷太  志田こはく  佐藤友祐/仲田博喜/原西孝幸(FUJIWARA)
【会場・日程】2025年12月4日(木)~12月7日(日)ヒューリックホール東京
初日&千穐楽スペシャルカーテンコール実施!
開幕・千穐楽を記念し、キャストよりご挨拶いたします。
・初日:12月4日(木)13:00回
・千穐楽日:12月7日(日)16:00回
終演後にアフタートークを開催!
・12月4日(木)18:30回=登壇:笹森裕貴、雷太、仲田博喜/MC:佐藤友祐
・12月5日(金)18:30回=登壇:笹森裕貴、佐藤璃果、志田こはく、原西孝幸/MC:雷太
・12月6日(土)17:00回=登壇:佐藤璃果、志田こはく/MC:笹森裕貴
お帰りの際に出演キャストがお客様をお見送り!
・12月5日(金)13:00回=登壇:笹森裕貴、雷太、佐藤友祐、仲田博喜

【チケット料金】全席指定:10,500円(税込)
【一般発売日】2025年10月5日(日)10:00〜
【公式HP】https://robocooon.com/
【公式X】@robo_cooon
作品ハッシュタグ: #ロボステ