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内博貴ら、白衣とマスク姿で登壇。舞台『ドクター・ ブルー』製作発表レポート

本日、解禁となった舞台『ドクター・ ブルー』~いのちの距離~。上演に先駆け、本日都内某所にて製作発表会見が行われた。
登壇者の内 博貴松下優也室 龍太(関西ジャニーズJr.)吉倉あおい麻美れい<特別出演>黒田こらん高島礼子が白衣とマスク姿いった撮影時の衣装に身を包み、臨場感あふれる会見となった。

まずは、作・演出のモトイキシゲキよりコメント。

私どものカンパニーで9月に公演を行おうとしていたときに、北村義浩氏(KYK医学研究所・医学博士)に相談しました。喜んでいただく人のためにも出演者・スタッフが安心できるようなものを作ったほうがいいと指導を受けまして、公演を実現することができました。
その中で、病院の実情を聞き、みなさん大変な思いをしておられることを知りました。そして、看護師の話、医者の話を聞き、皆さんが命をかけている姿を見て、僕としてはなんとかいいものを作りたいと思いました。実際は、舞台の実現に向けてそう簡単には進まなかったのですが、それでもなんとかやれることになったときに、多くの医療従事者の方たちから「ぜひやってほしいと」とお声をいただきました。
舞台をとおして現状を知ってもらうことで、新しい道が開けるのではないかということで、北村医師と一緒にやらせていただくことになりました。

続いて、キャストより役どころと意気込みが語られた

内 博貴/北里正秀 (感染医) 役
「感染症専門の感染医の役をやらせていただきます。今までいろいろな舞台に出させていただいて、いろいろな役を演じさせていただいてきたのですが、人の命を救うために戦う役は初めてのことです。自分にとってもチャレンジになる役と感じております。感染症の専門として頑張っている感染医の方々は全国で2000人に満たないそうです。コロナ禍の中で、すごい方々だなと思います。僕は役ですけれども、これから稽古をしながら、いろいろ学びながら研究して、吸収しながら稽古に挑めたらなと感じております。素晴らしいカンパニーのみなさんと一丸となって一つの作品を作れたらなと思っております」

松下優也/水木一真 (外科医) 役
「僕のやらせていただく役は外科医でして、感染症とは分野が違うのですが、腕は確かという設定です。その腕を買われて舞台となる病院に勤めています。感染症は自分の担当ではなかったりという中での葛藤を抱えながら、それでもみんなが一丸となって、目の前の感染症と戦っていくところを見ていただければと思います。個人的にはお医者さん役は初めてやらせてもらいますので、医療の知識も入れながら、稽古場から学んでいって楽しくできたらと思っております」

室 龍太(関西ジャニーズJr.)/原 賢一郎 (内科研修医) 役
「僕が演じるのは、お笑いが大好きな関西人で、看護師から大人気という研修医なのですが、そのあたりもしっかり演じられるようにしていきたいです。稽古の中で医療に関する知識も学びながら医療に向き合っていきたいと思います。精一杯頑張りたいと思います」

吉倉あおい/北村今日子(内科研修医) 役
「研修医の役をやらせていただきます。研修医らしくパワフルにエネルギッシュに演じていけたらと思っています。私の母が医療従事者なのですが、身近でそういう話も小さい頃からたくさん聞いてきましたので、そういう知識も役に投影できたらなと思っております」

黒田こらん/櫻井慶子(看護師長)役
「看護師長役です。一人娘を持つシングルマザーです。看護師の母親が病院で働いているということだけで、娘が学校でいじめられてしまったり、差別を受けてしまったりするのですが、見ていただける方に親子の絆、悲しみ、怒り、孤独などを共感していただければなと思っております。たくさんの医療従事者の方々が並々ならぬ苦労と努力をしておられます。精一杯演じさせていただければ思います」

麻美れい<特別出演>/ナンシー濱本(声楽家) 役
「ご縁がありましてこの舞台に出会いました。コロナ禍の中、この現実を舞台で演じるのはとても怖く、とても厳しい思いで今から胸がいっぱいです。役をとおして、そして皆さまのお力をお借りして、生きることの喜びや幸せ、人間の大切なものを演じお伝えすることができたらと願っています」

高島礼子/雲母輝子(雲母病院院長)役
「病院のスタッフ、医師たちの気持ちに寄り添い、感染症の患者を受け入れるという病院の院長役です。私としては、コロナ禍の中で病院がどれほどの役割を果たしているのかということが、報道をとおしてどれほど理解できているのかということを、今回この作品をとおして理解できたらなと思っております。私自身舞台が2年ぶりで経験も浅いものですから、若い世代の生き生きとした活気に影響されながら勉強していきたいと思います。ベテランの院長先生が若い医師たちの熱意に触れてどれだけ頑張れるのかということを一生懸命学びながら演じてまいりたいと思います」

続いて、記者より質疑応答。

―異例のマスクをしたままの会見についてどうですか?

内「そうですね。不思議な感覚ですね(笑)。でも普段見られるのはあまり好きじゃないので(笑)。」

ーでもイケメンは隠せてないですよね。

内「いやいやいや、もうカサカサです。乾燥して大変です(笑)」

―どういう役作りをしていますか?

内「まだ始まっておらず、皆さんともはじめましてなので、これから勉強していかなくちゃいけないなと思っています。医療の専門用語など、お芝居の中できっと出てくると思いますし、いろいろなことをゼロから吸収してやっていかなければいけないなと思っています」

―今日は皆さんとどんな話をしましたか?

内「始めまして内と申します。よろしくお願いします」と言いました(笑)。高島さんとはドラマでご一緒させていただいたことがあって、お久しぶりなんですけど、それ以外の方ははじめましてだったので「よろしくお願いします」というご挨拶をさせていただきました」

―高島さんからみて内さんは?

高島「(内さんは)変わらないです。10年・・?」

内「そうですね。10年くらい前ですね」

高島「かえって若返ったんじゃないかなというくらいで、驚きました」

内「いやいやいや。高島さんもずっと変わらないです。ずっとお綺麗なままです!」

高島「いやいやいや(照)」

―舞台上ではマスクはされるんですか?

内「もしかしたらそういったシーンはあるかもしれないですね。スチール撮影の時に、一度防護服を着させて頂いてたんですけども、もしかしたらそのようなシーンもあるかもしれないですね」

―演じる側としてはいかがでしょう。

内「その時人生で初めて防護服を着させていただいたんですけども、一回着るだけでほんとに大変で。常にそうやって着られている方々がいらっしゃるわけじゃないですか。ほんとにすごいなって思いますし、ほんとに大変なんだと感じましたので、今コロナに向き合っている方たちのすごさを心から感じました」

―防護服のどういったところが大変でした?

内「時間もそうですし、肌を見せちゃいけないというので、入念に着て神経を使うなと感じました」

―時間はどれくらいかったんでしょう?

内「どれくらい?うーん(考えて)約3分」

ー同笑い

内「3分といえど、舞台上で早着替えとかもあるわけですからそうなった場合どうなるのかなあとかはその時思ったりはしましたね(笑)」

―では、ジャニーズお得意の早着替えとは違うと?

内「ジャニーズの早替え防護服見たことないですよ(笑)。逆に新しいですけどね」

ー同笑い

―松下さんもはじめての医者役、考えていることは?

松下「僕の担当が外科医なので、分野の違いや、細かいところの違いなどを表現できたらいいなと思います。外科医と聞くと花形的な存在じゃないですか。でも自分の得意分野が塞がれた状態で感染症に立ち向かうという葛藤であるとか、やってみないとどうなるかわからないですが、楽しみだなと思います」

―防護服は着られましたか?

松下「そうですね。意外と悪くない・・なんていうか・・悪くない(一同笑い)。ただ足までカバーするのでそういう意味での動きづらさはあるかもしれないですけど。でも、もっと僕、ごついものだと思ってたんですよ。宇宙服みたいなものを想像していたので、思っていたよりも薄手だった・・です(笑)。」

―少しでも医療現場を体験できたというわけですね。

松下「稽古場でどこまでできるのか、また本番でもマスクを付けて芝居をするところがあると思いますので、カメラで寄りがあるわけではないので、細かい表情など、難しいなとは思います。」

―麻実さんはステージ上でのマスクについては?

麻実「まだ全くわからないのですが、今日の会見ではドレスにマスクと、本当に生まれてはじめてのことで皆さんのように大変新鮮な気持ちではあります。これからが楽しみです。世界的な声楽家ということで、世界的ではなくて世間的な歌手としていただきたいなと思ったのですが(笑)、歌詞指導の先生と相談しまして、せっかく皆さんが作り上げたものを一声発してポシャっては大変な責任を感じてしまいますので、そのあたりも頑張っていきたいと思います」

―演じるにあたっての意気込みは?

黒田「もともと歯医者さんでバイトしていたことがありまして、日赤病院に看護師さんの知り合いもおります。病院に行ったときは、顔やエレベーターなどあまり触ってはダメだよ、と聞かされていたので、そういう逼迫した感じはなんとなく感じてはいました。そういうことなどを看護師さんからアドバイスしていただいて準備して参りたいと思います」

吉倉「まわりにお医者さんや、ちょうど勉強中の友だちもいますので取材したいなと思います」

―舞台の内容的に最近のニュースにはより気を使いますか?

内「今日の感染者数はどうだとか、みんな気になっていると思いますけど、僕もそれはチェックしますね」

最近気になった話はありますか?

内「気になるというか、常に僕もコロナにならないように気を付けていて、10代の頃に肺気胸をやっていまして、だから自分がなった時ってどうなるんだろうと考えさせられますし、それに対してダメージがあったらどうしようと考えるので、だから僕は神経を尖らせている気持ちはあります」

―他の人より気をつけていることは?

内「手洗いとかはもちろんですけど、スーパーに行って触ったものは必ず買うようにしています。僕よくスーパーに行くんですけど、おばちゃんとかが2、3個触ったりするんですよ。お刺身とか。後ろで待ってるじゃないですか。僕が買おうとしていたお刺身3つくらい触っていくから「今、触ったですやん!買いましょうよ」って言いたいんですけど、言えないんですよね。だから僕は極力触ったものは買うようにしています。それで人が触ったのを見ると買わないようにしています(笑)。それだけ敏感にはなりますね」

一同笑い

高島「私は笑うようにしています。予防じゃないけれど笑って免疫力を付けるように。皆さん本当に面白くて笑わせてくれるんですよ。これは感染しないなと思いました(笑)。メンズ3人がコントしてますよね。仲がいいなと思います。ボケとツッコミをちゃんと演じられていました。

麻実「みなさんと同じようなことしかないんですけど、うがいは丁寧にしますね。歯磨きもなるべく丁寧に。手を洗い消毒をします」

ーでは、内さんよりお客様へメッセージをお願いします。

内「今のコロナの大変さ、向き合っている医療の方の大変さをわかっていない方もたくさんいると思います。僕たちが演じることによって感染すると大変なんだよとか、それに対応しているお医者さんもこんなに大変なんだよというのを、何か少しでも感じていただけたらなと思います。そのためにも僕たちは一生懸命演じることだなと思っています。頑張りますのでよろしくお願いいたします」

舞台『ドクター・ ブルー』~いのちの距離~は、2021年1月23日(土)~2月7日(日)KAAT 神奈川芸術劇場 <ホール>(横浜)、2月13日(土)~ 14日(日)御園座(名古屋)、 2月26日(金)~28日(日) NHK大阪ホール(大阪)にて上演。


【公演概要】
 舞台『ドクター・ブルー』~いのちの距離~
【作・演出】モトイキ シゲキ
【医療監修】北村 義浩(KYK医学研究所・医学博士)
【出演】
北里正秀 (感染医) 内 博貴
水木一真 (外科医) 松下優也
原 賢一郎 (内科研修医) 室 龍太(関西ジャニーズJr.)
北村今日子(内科研修医) 吉倉あおい
櫻井慶子(看護師長) 黒田こらん
櫻井良美(櫻井の娘) 喜多乃愛
大神時子(看護師) 杉浦琴乃
ナンシー濱本(声楽家) 麻実れい<特別出演>
ロペス田島(病院施設長) 冨岡 弘
田所秀一(外科部長) 大谷 朗
田辺 守(葬儀屋ハッピーエンド) 石井智也
黒咲 優(曙市市長) 天宮 良
雲母輝子(雲母病院院長) 高島礼子
ほか
【日程・会場】
<横浜公演>2021年1月23日(土)~2月7日(日)KAAT神奈川芸術劇場
<名古屋公演>2021年2月13日(土)~2月14日(日)御園座
<大阪公演>2021年2月26日(金)~2月28日(日)NHK大阪ホール
【チケット料金】9,500円(全席指定・税込み)
【チケット一般発売日】
<横浜公演>2020年12月27日(日)10:00
<名古屋>2021年1月11日(月・祝)10:00
<大阪公演>2021年1月17日(日)10:00
【公式HP】https://doctor-blue.jp/
【公式Twitter】@doctorblue_jp