岡田将生の俳優としての新たな挑戦。舞台『物語なき、この世界。』

COCOON PRODUCTION 2021
『物語なき、この世界。』

岡田将生が売れない俳優を演じる舞台『物語なき、この世界。』が、2021年7月11(日)から8月3日(火)まで、Bunkamuraシアターコクーンにて上演される。稀代の劇作家・演出家の三浦大輔が3年ぶりに書き下ろす本作は、新宿・歌舞伎町を舞台に世界の矛盾を暴く野心的な現代劇。共演者は、峯田和伸、柄本時生、内田理央、宮崎吐夢、米村亮太朗、星田英利、寺島しのぶなど錚々たるメンバーが揃う。そんな注目作に出演する岡田将生に、本作のこと、舞台の魅力などを語ってもらった。

――『物語なき、この世界。』は演劇界で常に話題を作り続ける三浦大輔さんの待望の新作です。

三浦(大輔)さんとは、映画『何者』(2016年)でご一緒して、お芝居を丁寧に演出して下さって、信頼できる方だという印象を抱きました。そこから、いつかまたご一緒したいと思っていた時に、このお話をいただいて嬉しかったです。これから稽古に入って、どういう風にエンターテインメントとしてお客様に観てもらえる舞台になるのか楽しみです。

――岡田さんは、売れない俳優の菅原裕一を演じます。

三浦さんのお話しをうかがうと、僕の役は脱力感や無防備さを、いかに力を入れずに表現するのかが大切だと感じるようになって。これまでの舞台で演じてきた役とは違ったタイプなので、僕の新しい挑戦になると思います。

――ご自身と共通している部分はありますか。

僕はどんな状況でも俳優として「売れたい」と考えながら活動を続けていて。もちろん、多くの俳優の皆さんも、たくさんの方に自分の存在を知っていただきたいと頑張っているはずなので、「売れたい」という気持ちは共通していると考えています。

――豪華な共演者の方が揃っていますね。その中でも峯田和伸さんは憧れの存在だと伺いました。

峯田さんの音楽やお芝居がずっと好きだったので、同じ舞台に立つなんて恐れ多くて……(笑)。それでも、これまでにないセッションができそうなので、僕の演技の新たな一面をお見せできれば嬉しいです。他にも大先輩で舞台でも共演させて頂いた寺島(しのぶ)さん、(柄本)時生とは同い年で舞台初共演ですし、内田(理央)さんは以前ドラマで共演した時に素晴らしいお芝居をしていたので、今から皆さんと稽古をするのが待ち遠しいです。

――約2年ぶりの舞台になりますが、その間に世界の様相は大きく変わりました。その中で舞台に出演することへの想いは変わりましたか。

おっしゃるように、去年から舞台がなかなか上演できない状況になってしまい、胸を痛めていました。そんなニュースに触れてきたので、舞台を上演できるだけで感謝を覚えますし、1回ずつの公演を本当に大切にしなければいけないと今まで以上に思うようになって。2年前から大きく気持ちが変わって、単純に舞台が好きで、お芝居をすることに生きがいを感じていた想いが、今は自分のことよりも作品をお客様にきちんと届けたいという気持ちの方が強くなりました。

――改めて舞台の魅力を感じるようになりましたか。

今作のような現代劇に出演するのが初めてなので楽しみですし、舞台は果敢にいろいろな役にチャンレンジできます。台詞で遊べる要素もあります。それでも、いざ舞台に立つと、1ヶ月稽古したことが完璧にお芝居として出せない日もあれば、次の日は自分の想像を超えるパフォーマンスができることもある。舞台は俳優としての自分自身を見つめ直すだけでなく、これまでの自分のお芝居と真摯に向き合う機会を与えてくれるので魅力的に感じます。

――それでは最後にお客様にメッセージをお願いいたします。

暗い気持ちを跳ね返すエネルギーがお芝居にはあると思っています。こういう時期だからこそ、僕たち俳優・スタッフが届ける舞台の生々しいパワーを感じてほしいです。エンタメは、いつの時代も必要不可欠ですし、今作が皆さんの心の糧になる自信があります。ぜひ観に来てください。

取材・文 / 竹下力

岡田将生(おかだ・まさき)
1989年8月15日生まれ、東京都出身。2006年のデビュー以降、映画、テレビなど話題作へ次々と出演。近年では舞台『ハムレット』やテレビドラマ『書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜』『大豆田とわ子と三人の元夫』、映画『星の子』『さんかく窓の外側は夜』などに出演。出演待機作に映画『Arcアーク』『ドライブ・マイ・カー』『CUBE』がある。


公演概要
COCOON PRODUCTION 2021
『物語なき、この世界。』
【出演】岡田将生 峯田和伸 柄本時生 内田理央 宮崎吐夢 米村亮太朗 星田英利 寺島しのぶ
増澤璃凜子 仁科咲姫 日高ボブ美 有希
【作・演出】三浦大輔
【日時・会場】
<東京公演>2021年7月11(日)〜8月3日(火)Bunkamuraシアターコクーン
<京都公演>2021年8月
【チケット料金】S席 11,000円(税込)/A席 9,000円(税込)/コクーンシート5,500円(税込)※未就学児童入場不可
【お問合せ】
東京公演:Bunkamura:03-3477-3244 https://www.bunkamura.co.jp (平日10:00~18:00)
京都公演:キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜11:00~16:00)
【主催/企画・製作】Bunkamura
【京都公演主催】サンライズプロモーション大阪
【公式HP】https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/21_monogatarinaki.html
【公式twitter】@Bunkamura_info