『ピース』-peace or piece?- 東京公演開幕直前取材会レポート公開!

2021年7月15日(木)に大阪・サンケイホールブリーゼにて開幕した『ピース』-peace or piece?-(A.B.C-Z橋本良亮主演、篠井英介出演、鈴木勝秀オリジナル脚本)が、7月28日(水)より遂に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて開幕。東京公演開幕直前に、公開ゲネプロと直前取材会が行われた。

本作は、衛生的=正義という考え方が蔓延した社会で、「衛生」の象徴である白い服を着る若い男・レンジョウを演じる橋本良亮(A.B.C-Z)と、ウォーター・バーを営むオカモトを演じる篠井英介による二人芝居。
舞台中央には、大きな水槽が置かれ、バックにはバンドが控え、ウォーター・バーを想起させる舞台美術が脇をぐるっと囲む。橋本、篠井に加え、ミュージシャンの大嶋吾郎(ギター、キーボード)、BAN(ギター)、グレース(パーカッション)が奏でるロックな生演奏・生歌唱も華を添える。
東京公演は、2021年7月28日(水)~8月8日(日祝)まで、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて。公演情報詳細は、公式HP(https://peaceorpiece.com/)にて公開。

Q.いよいよ明日初日、大阪終えてお気持ちは?
橋本良亮「期間があいたので、新鮮な気持ちで臨めます。」

Q.大阪公演の反響は?
橋本「どうですか?」
鈴木「いいんじゃないんですか」
橋本「(笑)いいらしいです。知り合いの方々が観に来て、朗読劇なの?これはもう『劇』だね、という感想を頂いた」

Q.この役のために痩せた?
橋本「僕は、夏になると毎年痩せます。舞台もですが、ライブ中ということもありますが、ベジタリアンの役だしちょうどいいな、と(笑)」

Q. 初共演ですが、お互いの印象は?
篠井英介「ご覧の通り真面目で、しっかりしていて・・いや、実際はわかりませんよ(笑)本当にきっちりしていて。息子ぐらい離れているから、敬って頂いて、支えて頂いています。」
橋本「本当に素敵な方で。落ち着くんですよ。初対面からふわっというオーラ、安心感があって。落ち着きます。(まさにウォーター・バーですね)そうですね。なぜ篠井さんが(衣裳が)黒で、白が僕だというのも観て頂いたら分かります。逆じゃないかと、僕は思っていたんですが」

Q. 今の社会を映しているように受け取れました。
鈴木勝秀(上演台本・演出)「25年前に書いているものなので・・そんなに世の中って変わっていないということでしょうか。(少し、今の時代仕様ということは考えられましたか?)ぼくは、芝居は現在と繋がっていないといけないと思っている。頭にはもちろんあって、でも、具体的に台詞で起こすということはしていない。そこは、二人が現在に繋がる形にしてくれた、ということです。」

Q.橋本さんとは二作目、一年ぶりのタッグを組んでみて。
橋本「去年に比べると免疫がついたといいますか(笑)。稽古の仕方が独特なんですよね。食べ物も食べないし、飲み物も飲んでいない。でも、2~3時間で稽古が終わる。一回通して終わり、すごくてきぱきしていて。こちら的にはもう少しやりたいな、と思わせる。(スズカツさんに)でも、作戦があるんですよね?」
鈴木「いや・・・それくらいがちょうどいい(笑)。稽古場でやり切ってもしょうがない。いつでも余力を残して。そこで考える時間ができる。どうしたらよいかは、はっしー(橋本)自身が考える。そこで考えられない人には、5~6時間でもやります。はっしーは、ほっとくと、ずっと考えてから次の日来るので、とても進行が早くていいです。」

Q.何か考えるアドバイスはするんですか?
鈴木「ええと・・なんとなくは言います。こんなこと言えば考えてくるのでは?みたいなことは、一日一個くらいは言います。」
橋本「それが毎日たのしい。『スズカツさんこのこと言ってるのかな?』とか、風呂場でシャンプーしながら考える時間が楽しい。一人の時間で。考えるのはいつも風呂場ですね。」
鈴木「歯磨いたり、頭洗ったりするときに浮かぶよね・・・ぼくは洗わないけど(笑)」

Q.橋本さんのよかったところは?
鈴木「全部よかったと思います。僕が言いたかったことをここまで拾い上げてくれて、どれをとってもよい。それは(篠井)英介さんも同じで、二人とも僕がどんなものを目指したい、してほしい、というのをご自分で考えてくださり、ぼくに刺さってくる。稽古も楽しかったし、大阪公演中も楽しかったし、東京も楽しかった。今回は全て本番が観れそうで、何よりありがたい。はっしーも緩急含めてセリフもよくなる。はっしーは、前回もそうでしたが、本番入ってからもさらに伸びるタイプ。伸びるというか、どんどん広げていく、その密度を濃くできる人。僕みたいに毎公演観ている人はとても楽しいと思います。なので、なるべく多くの回数を観てもらえたら嬉しいです。嬉しいというより、楽しめます。」

Q.篠井さんとはお付き合いが長いので、阿吽の呼吸でしょうか。
篠井「もう30数年の盟友です。とりあえずお任せして、ゆだねて。多分ある種、スズカツちゃんも僕にゆだねてくれていて。お互いに。割と野放しにしてくれるので、やりすぎたら言ってくれるだろう、と。スズカツちゃんから、橋本君はスポンジのように相手役からどんどん吸収してすごいと聞いていた。なので、毎回スリリングに、今日そういう言い方するの?と思っていた。僕も毎日ニュアンスが違わないと駄目なタイプ、フレッシュにやりたいので、ちょっとずつその日その日の体調や息や、お客様との呼吸で変わっても、その対応がスズカツちゃんの言った通りすごくて、毎回今日はこんな風に言うんだと思った。そういう意味でセッションとして楽しくやらせてもらえたのは、橋本君の感性というか、お力ですね」

Q.劇中にMっ気があるというセリフがでてきましたが、橋本さんは?
橋本「どちらかというとSですね。(笑)実際は、どちらかというと褒められて伸びるタイプです。叱られると沈んじゃいます」

Q.スズカツさんと篠井さんからお褒めの言葉を受けて?
橋本「千穐楽まで、どんどんいろんなものに挑戦して、どんどん変えていきたい。(自由にやらせてもらっている?)このスズカツさんのチームだからこそ、こうやって生き生きのびのびできているのだと思います」

Q.水槽の奥ではっしーの顔が美しく観えますが、ビジュアルに意識は?
橋本「どうだろう・・自分では観たことないので(笑)。客席から観たいんです」
鈴木「もう、狙い通りです。この二人はビジュアル的に完成されている。あとはいかにどう美しくかっこよく見せるかを心がけている。それができて満足しています。」

Q.劇中に「革命」という言葉がたくさん出てきますが、お二人が革命を起こしたいと思うことは?
篠井「いま、コロナ渦で生のライヴ・演劇・ミュージシャンたちもしんどいので、日本の皆さん、芸術に革命をおこして、みんな、観ようよ、聴きに行こうよ!という感じでしょうか。そっちにもエネルギーを。生きるビタミン剤なので。芸術革命が起きたらいいなぁと思います」
橋本「ごもっともだと思います!本当に、エンタメでも色々していきたいし、実際いろんなことをやらせてもらっているけれど、厳しい状況でもみなさんを幸せにできるような何かを探していきたい。やれることはやっていきたいと思います」

Q.そんな中、オリンピック選手も頑張っていますが、みなさん稽古場などで話しますか?
鈴木「ありません(笑)・・個人個人ではもちろんしていると思いますが。何事も、自分のためにやっているわけなので。すべてのことは。それが全うされればいい。僕はスポーツが大好きですが、スポーツはスポーツとして捉え、スポーツを通じて他のことに語ることはしたくないですね。純粋にスポーツであってほしい。僕個人としては、スポーツはスポーツとして、演劇は演劇として、音楽は音楽としてあってほしい。それを純粋に楽しめるかどうかは、個人の問題。それを個人が認識していれば、ぶれていかないはず。純粋な芸術、純粋なエンターテインメントを受け取る側が思っていれば、と。オリンピックはオリンピックであってほしいと思います。」
橋本「そんなこの大切な囲み取材ですが、今、リアルタイムでサーフィンの決勝が行われていて。すごい気になっています。(篠井「サーフィン?どこで?」)九十九里で・・。台風で前倒しになっていて。・・とすごく気になっています(笑)」

Q.最後に、改めて意気込みをお願いします。
橋本「明日『ピース』初日を迎えますが、オリンピックで盛り上がっている中、国立競技場の真隣りで熱い演劇をしてますので、最後までみなさまに温かく見守って頂きながら、千穐楽を迎えたいと思っています。応援のほどよろしくお願いいたします!」


公演概要
『ヒース』-peace or piece?-
【出演】橋本良亮(A.B.C-Z)/篠井英介/大嶋吾郎 グレース
【上演台本・演出】鈴木勝秀
【日程・会場】
<大阪公演>2021年7月15日(木)~7月18日(日)サンケイホールブリーゼ
<東京公演>2021年7月28日(水)~8月8日(日)紀伊國屋サザンシアター
【チケット料金】全席指定 9,000円(税込)
※未就学児童入場不可
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
【チケット発売日】2021年7月4日(日)10:00よりチケット一般販売開始!
【公式HP】https://peaceorpiece.com/
【公式twitter】@peaceorpiece_st