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橋本環奈&上白石萌音&醍醐虎汰朗&三浦宏規らが2022年最大の話題作に挑む。舞台『千と千尋の神隠し』製作発表会レポート

11月9日(火)、舞台『千と千尋の神隠し』の製作発表会が、東京都内にて実施された。スタジオジブリの宮崎 駿が監督を務めた大ヒット映画『千と千尋の神隠し』の舞台化である本作。歴史ある東宝の創立90周年を記念した世界初の上演となり、舞台化が決まった時から多くの反響を呼んでいる。翻案・演出をミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』やミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~』などで知られる稀代の演出家のジョン・ケアードが手がけ、それ以外にも凄腕のスタッフが揃い、また話題のキャストが集う壮大なカンパニーとなった。まず、司会の案内で、当日解禁されたポスタービジュアルのお披露目式が行われ、ダブルキャストの主人公・千尋役の橋本環奈と上白石萌音のふたりの除幕で巨大なビジュアルパネルが披露された。原作の雰囲気が漂う2種類の美しいビジュアルを前に橋本は「(上白石)萌音ちゃんと違うパターンで撮影すると聞いて、どんな仕上がりになるのか、ずっと楽しみにしていました。実際に出来上がったビジュアルを目にすると、ついに始まるなという実感が湧いてきました」と述べた。上白石は「もう後戻りできないなって(笑)。いよいよ始まるなという高揚感を覚えています」とにこやかな表情で語った。

その後の会見には、ジョン・ケアード、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー、橋本環奈と上白石萌音、ダブルキャストでハク役の醍醐虎汰朗と三浦宏規、同じくダブルキャストのカオナシ役の菅原小春と辻󠄀本知彦、こちらもダブルキャストのリン・千尋の母役の咲妃みゆと妃海 風、さらにダブルキャストの釜爺役の田口トモロヲと橋本さとし、そして湯婆婆・銭婆役でダブルキャストの夏木マリと朴 璐美、兄役・千尋の父役の大澄賢也、共同翻案・演出補佐の今井麻緒子、東宝常務執行役員演劇担当の池田篤郎が登壇した。

最初にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「映画からもう20年経った……感慨深いですね。翻案・演出のジョン・ケアードさんは間違いなく素晴らしい舞台を作ってくれると信じています。キャストの皆さんも頑張ってください!」と檄を飛ばし、それを受けた橋本は「映画『千と千尋の神隠し』は日本だけでなく世界中の皆さんに愛されている作品です。その舞台版で、主人公の千尋を演じさせてもらうことはとても光栄です。私自身、今作が初舞台なので、右も左もわからない状態ですが(笑)、カンパニーの方々の背中を見つめてたくさんのことを吸収しながら、最後には少しでも皆さんを引っ張っていける存在になることができれば嬉しいです。私は緊張したことがない性格だと思っていたのですが、ここにいるだけでものすごく緊張しています(笑)。何事にも誠実に楽しく向き合って、本番では千尋の想いをちゃんと伝えられるようになりたいです」と語った。

続いて、ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』でもジョン・ケアードとタッグを組み、舞台でも唯一無二の存在感を放つ上白石は「映画を観たのは7歳ぐらいですが、親に聞くと、初めて観た時から大好きだったようで、子供ながらに世界観に魅了され、恐ろしさを感じて泣きながらも最後まで観たそうです。私の心に刻まれた作品で、千尋を演じることができる運命の巡り合わせを嬉しく、そしてありがたく感じています。多くの皆さんに期待されている舞台なので、映画へのリスペクトと舞台に対する覚悟と責任を胸に抱きながら、千尋を演じたいです。演出のジョン(ケアード)の頭の中には素敵なシーンが描かれていると思うので、それをきちんと体現できるようになりたいです」と決意を述べた。

千尋の心の支えになるハク役を演じる醍醐虎汰朗は「日本のみならず世界から愛される映画の舞台版に参加できることを誇りに思います。昨日、お風呂で今日は何を喋ろうか考えていたのですが、この場所に立つと話す内容を忘れてしまいました(笑)。とにかく頑張ります! 僕もプレッシャーを感じていますし、緊張もしていますが、これほど素晴らしいキャストやスタッフの方に囲まれることは滅多にないので、皆さんの胸を借りながら僕にできることをしっかりとこなしてハクを演じたいと思います」とコメント。

同じくハクを演じる三浦宏規は「映画『千と千尋の神隠し』の初の舞台化で、主人公を助けるハクという重要な役として作品に携われることは光栄です。これからの稽古を経て、今作がどんな舞台になるのかワクワクしています。ファンの方も、ハクがどのように演じられるのか楽しみだと思うので、皆様の期待を裏切らないようにしたいです」と意気込んだ。

記者からの質疑応答で、映画の魅力やどのように役を演じてみたいかを尋ねられた橋本は「私が映画『千と千尋の神隠し』を観たのは、小学校の1年生ぐらいでした。萌音ちゃんも先ほどおっしゃっていたけど、いろんな感情が芽生えて、怖いという気持ちもあるのに、何度も観たくなる感覚を味わいました。今回、舞台版への出演のお話が決まって、改めて映画を観直しても、当時とは年齢が違うのに面白さは変わってないんです。どの年代の方にもジブリの作品が愛される理由がわかる気がします。私にとって今作は、初めてのことだらけで、千尋と同じようにたくさんの困難に直面すると思いますが、千尋と心を通わせて成長しながら演じられたら嬉しいです」と語った。

橋本の回答を聞き上白石は「一度観たら忘れられない夢のような世界が描かれ、スケールが大きいお話なのに、物語に登場する湯屋『油屋』で働いている人たちは淡々として、日常をあっさり生きているところにギャップを感じられるのが魅力です。千尋も不思議な出来事に巡り合うと、最初は怖がったり、勇気を出して行動をするのですが、彼女もあっさりして、子供のような潔さがあると思っていて。千尋をまっすぐに演じることができれば幸せです」とコメント。

映画で好きなシーンを聞かれると、三浦は「千尋が銭婆のところから帰る時にハクが待っていて、そこからクライマックスに突入するシーンですね」と答えると醍醐は「ご飯が美味しそうで(笑)、お父さんとお母さんが豚になってしまう前にご飯を食べているシーンです」と笑いを交えて語った。
橋本は「千尋が両親とトンネルを車でくぐるシーンの風の音を聴くと、いよいよ物語が始まるなとゾクゾクするので好きです」と述べ、上白石は「ハクにもらったおにぎりを号泣しながら食べた後に、あんなに泣いていた千尋がケロっとした表情で走り去っていくシーンに千尋の強さが感じられて好きです」と語ると、囲み取材に移り、橋本環奈、上白石萌音らが登場した。

橋本と上白石は今作が初共演。お互いの印象を聞かれた橋本は「萌音ちゃんとはずっとお会いしたいと思っていたんです。歌声も素敵だし、お芝居も知的な印象を受けていました。先日、テレビで共演した時に初めてご挨拶をさせてもらうと、内面から滲む優しさを感じましたし、裏表がない方だなと実感して。私と世代も近いですし、今作では同じ役として一緒に走っていけるので心強いです」と語った。

上白石は「初舞台が帝国劇場で主演ということで、私だったら足がガクガクするのに、(橋本)環奈ちゃんは、今日が初めて緊張しているとおっしゃっていたのが衝撃的で(笑)。本当に安心感があって頼もしくて、環奈ちゃんならすべてを委ねて任せられるタイプだと思いました。お互いのお芝居の資質は違うので、きっとまったく違う千尋になると思います。環奈ちゃんのお稽古を見て、たくさんのことを学びながら、私なりの千尋になれたらいいですね」とコメント。

最後に橋本は「『ここまできたらやるしかない』という気持ちです(笑)。初舞台ですが臆することなく、お客様にイキイキした千尋をお見せできるように頑張りたいと思います」と語り、上白石は「今日はずっとドキドキしていたのですが、会見は和やかで、登壇者の皆さんの明るい人柄に触れて稽古が楽しみになりました。ジョンはいつも遊ぶように演出をつけるし、稽古場をクリエイティブな空間にしてくれるので、私も楽しみながら稽古をして素敵な舞台をお客様にお届けしたいと思います」と締めくくった。

東京公演は2022年3月2日(水)から3月29日(火)まで帝国劇場にて上演(2月28日(月)と3月1日(火)はプレビュー公演)。大阪公演は4月13日(水)から4月24日(日)まで、梅田芸術劇場メインホールにて上演される。さらに、福岡公演は5月1日(日)から28日(土)まで博多座にて上演。北海道公演は6月6日(月)から12日(日)まで札幌文化芸術劇場 hitaruにて上演され、22日(水)から7月4日(月)の御園座の愛知公演で大千穐楽を迎える。

チケットの詳細や公演日時などは公式ホームページをチェックしよう。最新情報は随時更新される。2022年に最も見逃せない舞台の幕がいよいよ開ける。

取材・文・撮影 / 竹下力


公演概要
舞台『千と千尋の神隠し』

【原作】宮﨑 駿

【出演】
千尋:橋本環奈/上白石萌音
ハク:醍醐虎汰朗/三浦宏規
カオナシ:菅原小春/辻󠄀本知彦 ※辻󠄀のシンニョウは点 1 つ
リン/千尋の母:咲妃みゆ/妃海 風
釜爺:田口トモロヲ/橋本さとし
湯婆婆/銭婆:夏木マリ/朴 璐美
兄役/千尋の父:大澄賢也
父役:吉村 直
青蛙:おばたのお兄さん

阿部真理亜 新井海人 五十嵐結也 桜雪陽子 大重わたる 折井理子 可知寛子
香月彩里 城 俊彦 末冨真由 田川景一 竹廣隼人 知念紗耶 手代木花野 中上綾女 花島 令 松之木天辺 水野栄治 武者真由 保野優奈 八尋雪綺 YAMATO 山野 光

【演出】ジョン・ケアード

【日程・会場】
2022年3月2日(水)~3月29日(火)帝国劇場
※プレビュー公演2月28日(月)・3月1日(火)帝国劇場
<大阪>2022年4月13日(水)~4月24日(日)梅田芸術劇場メインホール
<福岡>2022年5月1日(日)〜5月28日(土)博多座
<北海道>2022年6月6日(月)〜6月12日(日)札幌文化芸術劇場 hitaru
<愛知>2022年6月22日(水)〜7月4日(月)御園座

【協力】スタジオジブリ
【製作】東宝株式会社
【公式HP】https://www.tohostage.com/spirited_away/
【公式Twitter】@sentochihiro_st