増田貴久、森星、萬田久子『ファッションフリークショー』をひと言で表すなら「愛」「フリーク」「人生」
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世界的ファッション・デザイナーのジャンポール・ゴルチエの半生を描く『ファッションフリークショー』が、9月12日に東京・東急シアターオーブに開幕した。
『ファッションフリークショー』は、世界的ファッションデザイナーとして知られるジャンポール・ゴルチエの激動の半生を描いたエンタテインメントショー。舞台では、パリコレクションを飾った実際のオートクチュール衣裳200着以上が登場。ナイル・ロジャース「Le Freak」などポップミュージックに、世界各国集結したトップレベルのアーティストによる、多様なジャンルのダンスと共に“生きたファッション”がステージ上を彩る。
日本開幕を記念し、本編が始まる前に行われたプレミア限定オープニングイベントでは、アンバサダーを務めるNEWSの増田貴久、森星、萬田久子が登場。オープニングイベントだけの特別演出で観客とともに幕開けを祝った。
3人はジャンポール・ゴルチエの衣装に身を包み、ランウェイを颯爽と歩いて登場。会場は大きな歓声に包まれ、華やかな空気の中イベントがスタートした。
続いて、MCを交えたトークセッションでは、初日を迎えての気持ちや、注目ポイントなど、それぞれより語られた。
MC:素敵なランウェイ、ポージング決まってましたね。
増田:ありがとうございます。
(客席より歓声と拍手)
MC:では、ステージに登場した感想をお伺いしたいと思います。まずは、増田さんから。
増田:素晴らしい衣装が舞台裏にたくさん並んでいて、通るだけでもワクワクドキドキして、テンション上がったまま出てきちゃいました(笑)。
森:舞台裏で、パフォーマーさんたちが腹筋をしていたり、このエネルギーあふれる舞台に備えている様子を見て、そのプロフェッショナルさに私自身もすごく刺激を受けました。それと同時に、「いよいよ始まるんだ!」という気持ちが高まりました。私たちも、本当にこの日を楽しみにしていたので。
萬田:お2人が仰ったように、皆さまに(舞台裏を)ご覧に入れたいわよね(一同笑い)。初日を前にすごくドキドキしていたんですが、それを忘れてしまうくらいです。2025年の私にとってのビッグイベントです。
MC:ありがとうございます。そのビッグイベント、アンバサダーとして初日を迎えますが、今のお気持ちをお聞かせください。
増田:はい。しっかりリハーサルをしてきたので、本番ミスらないようにパフォーマンスをしっかりとお届けしたいなって思ってます。
森:出る気だ(笑)
MC:そういう感じになってるんですか(焦)。
増田:あれ?私、出ないんですか?今日。(一同笑い)
萬田:今日、桃太郎?
(客席から笑いと拍手が)
森:もしかしたら(本番に)いるかもしれません(笑)。
増田:(笑)。前回来日されたときは観れなかったので、ほんとに今日楽しみにしてきました。
萬田:わたくしは、2023年観ただもーん。(増田に向かってお茶目に)
増田:羨ましいです。(一同笑い)
萬田:前回も本当に素晴らしくて、今回はそこからさらにバージョンアップされてると聞いて、とても楽しみです。
森:2023年に日本に上陸したときは観られなくて、姉がアンバサダーをしていたので、話を聞きながら「いいなあ、でも今回は行けない・・」と悔しい思いをしていました。まさか2年後に自分がこういった形で携わらせていただくなんて思ってもいなかったので、今日、皆さんと一緒に観られるのがすごく楽しみです。皆さん、最後まで楽しみましょう!
(一同拍手)
萬田:2023年は客席から観させていただいたでしょ。そんなショーにまさか自分が立てているなんて、もう本当に夢のようですし・・(じっと見ている増田に向かって)何見てんのよ(笑)。
(一同笑い)
増田:いや(笑)お話しされていたので、見させていただいてましたけど、失礼があったようで・・すみません(笑)。
(一同笑い)
萬田:いやいや、ごめんなさい(笑)。
森:楽屋裏でも二人でこういう掛け合いをずっとやってる(笑)。
増田:なんで今日はスケート靴履いてないの?とかね。
(一同笑い)
MC:このあと始まる『ファッションフリークショー』で注目しているところを教えてください。
増田:ランウェイで見ていた衣装が、パフォーマーの方たちが着ることによって命が吹き込まれる感じを、僕はまだ生で見られていないので、それがすごく楽しみです。
萬田:なんと言っても200着ですよ。これでもかっていうくらい素晴らしい衣装が出てきますからね。
森:愛情を込めて一つひとつ手作業で作られてきたオートクチュールや、ゴルチエが自身の世界観を表現するまでの道のりを、こういった総合芸術として見られることは本当に贅沢なことだと感じています。そこが一番楽しみにしているところなので、皆さんと共有したいなと思います。
MC:最後の質問になりますが、『ファッションフリークショー』をひと言で表すなら?
増田:愛!
森:フリーダム!表現の自由さが表れているんじゃないかなと思います。
萬田:人生。
増田:いただきます。
MC:ひと言で伝わる素敵な言葉でまとめていただきました。ありがとうございました!
観客の胸に高鳴る期待を残しながら、オープニングイベントはその役目を終え、その熱とともに本編へとつなげた。
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本編の観客をステージに上げ、ランウェイを歩く演出では、萬田久子が手を挙げ、観客を沸かせた。
©ジャンポール・ゴルチエ『ファッションフリークショー』202
舞台写真
『ファッションフリークショ』は、まるでジャンポール・ゴルチエの頭の中を覗き込んでいるかのような、鮮烈で自由な世界への招待状だ。幼少期からトップデザイナーとして成功を収めるまでの彼の激動の人生、そして創造の軌跡が、ファッション・音楽・ダンスを通じて、まばゆい光を放ちながら描かれていく。
この作品が強く訴えかけるのは、「“固定概念に縛られないことの美しさ」。性別、年齢、体型、常識ーーあらゆる”枠”を軽やかに飛び越え、自分自身を固定し、自由に表現することの尊さが、舞台全体からあふれてくる。
本作でまず目を奪われるのが、圧倒的な存在感を放つ衣装の数々。マドンナが着用し、一世風靡をした伝説の「コーンブラ」をはじめ、ジャンポール・ゴルチエのアイデンティティでもあるマリンボーダー。そのすべてが、今この瞬間に躍動するステージ上で命を吹き込まれる。
パリコレクションを飾った200着以上のオートクチュールが舞台上で次々と姿を現し、それぞれがストーリーを語るかのように生きている。単なる衣装ではない。それはまさに、ジャンポール・ゴルチエの想像力そのものであり、観客の目を奪って離さない”動く”アートだ。
ナイル・ロジャースによる名曲「Le Freak」をはじめ、ディスコからファンク、ポップ、ロック、ニュー ウェーブ、そしてパンクまでーーまさにジャンポール・ゴルチエの感性を形作ってきた音楽が、ステージを通じて鮮やかに蘇る。そのサウンドは、観客の記憶を呼び覚まし、感情を揺さぶり、まるで自分自身の人生をなぞるような感覚さえも覚える。
世界中から集められたトップクラスのパフォーマーたちによって繰り広げられるのは、ただのショーでない。コンテンポラリー、ジャズ、ストリート、ブレイキングやエアリアルティシューまで、多彩なジャンルのダンスが息を吞むようなパフォーマンスとして展開される。
その振り付けを手掛けるのは、マドンナやクリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズのダンスを手がけるフランスの振付師、マリオン・モタン。彼女の手腕によって、ダンスは単なる演出を超え、ゴルチエの生き様や時代の空気を身体で語る表現へと昇華される。
ジャンポール・ゴルチエという一人のアーティストの人生を通して、観る者ひとりひとりに「あなたはあなたのままでいい」と語りかけ、心を掴んで離さない。ショーという枠を超えた、まさに”生きるメッセージ”。その大胆さと繊細さが見事に融合した本作は、今の時代にこそ必要とされる、唯一無二のエンターテイメントだ。
©ジャンポール・ゴルチエ『ファッションフリークショー』202
『ファッションフリークショー』は9月12日(金)から9月28日(日)まで東急シアターオーブにて上演。
公演概要
Jean Paul GAULTIER’S FASHION FREAK SHOW
『ファッションフリークショー』
【スタッフ】 作・演出・衣装:ジャンポール・ゴルチエ
Co Director:トニー・マーシャル
Choreographer:マリオン・モタン
Artistic Advisor:サイモン・フィリップス
【日時】 2025年9月12日(金)〜9月28日(日)東急シアターオーブ
【チケット料金】 VIP席:30,000円(特典付)/S席:15,000円/A席:10,000円
※チケット詳細は公式HPを参照
【公式HP】 https://fashionfreakshow.jp/
【公式X】 @fashionfreak_jp
【公式Instagram】 @fashionfreakshow_jp
【主催】 ファッションフリークショー東京公演実行委員会(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/キョードー東京)
【企画製作】 エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/TS3/RGM Productions
【後援】 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本