「一緒に遊ぼう」戸塚祥太・加藤和樹ら“令和のビートルズ”が贈る、熱狂のファイナル『BACKBEAT』稽古場レポート
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ロックバンド「ビートルズ」の創成期を描いた舞台『BACKBEAT』が、4月12日(日)の水戸市でのプレビュー公演を皮切りに、愛知、大阪、東京、兵庫で上演される。開幕に向け、3月20日に都内某所にて公開稽古と取材会が行われた。会見には、メインキャストの戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(THE& ex FUZZY CONTROL) 上口耕平、愛加あゆ、林翔太、翻訳・演出の石丸さち子が登場。ファイナルとなる本作への意気込みやお気に入りのシーンなどが語られた。
1994年の伝記映画を、イアン・ソフトリー監督自らが舞台化した『BACKBEAT』。ビートルズ結成時の「5人編成」時代に焦点を当て、メジャーデビューを前に袂を分かつこととなったメンバーたちの葛藤と、儚くも輝いた青春の日々を描く物語だ。
翻訳・演出の石丸さち子と音楽監督の森大輔という最強タッグのもと、2019年の初演、2023年の再演を経て、ついに本公演でファイナルステージを迎える。
最大の見どころは、キャスト陣による20曲以上のパワフルな生演奏。 初演から深い絆を築いてきた戸塚祥太(スチュアート役)、加藤和樹(ジョン役)、辰巳雄大(ジョージ役)、JUON(ポール役)、上口耕平(ピート役)の5人が、初期ビートルズの粗削りながら勢いのあるサウンドを、圧倒的な熱量で劇場に響かせる。
このほか、スチュアートと運命的に出会う写真家のアストリッド・キルヒヘア役の愛加あゆが再演から続投。そして、新キャストとしてクラウス・フォアマンとリンゴ・スターの2役を演じる林翔太、エルヴィス・プレスリー役として初演からカンパニーを支える尾藤イサオなどが出演。
日本初来日から60年という運命的な節目に甦る“原点の物語”。その魂の鼓動が、ついに「ファイナルステージ」を迎える。
この日披露されたのは、「Long Tall Sally」、「Love Me Tender」「Money(That’s What I Want)」の計3曲。
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まず、ビートルズとアストリッドが運命の出会いを果たすシーンで奏でれるのは、エネルギーに満ちた「Long Tall Sally」。リードボーカルのポールを筆頭に初期ビートルズらしい荒削りで躍動感あふれる5人のサウンドが、稽古場を一気に熱狂の渦へと巻き込む。
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続いて、画家としての情熱とアストリッドへの愛、そしてバンドの間で揺れ動くスチュアートが、メンバーへ「ソロをやらせてくれ」と懇願して歌い上げた「Love Me Tender」。甘くも切ない歌声には、彼の繊細な孤独と愛が滲み、観る者の胸を締め付ける。
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そして、別々の道を歩み始めたスチュアートを繋ぎ止めようと、ジョンが激しく吼えるように歌う「Money(That’s What I Want)」。互いを想うがゆえの葛藤と、若さゆえの危うい絆が、剥き出しのロックナンバーに乗せて、稽古場の空気を震わせるほどの圧倒的な熱量で放たれた。曲が終わると、剥き出しの感情をぶつけ合うジョンとスチュアート。最後は熱い抱擁を交わした二人の姿で、公開稽古は締めくくられた。
公開稽古の後に行われた取材会には、戸塚祥太(A.B.C-Z)、加藤和樹、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、JUON(THE& ex FUZZY CONTROL) 上口耕平、愛加あゆ、林翔太、翻訳・演出の石丸さち子が登場。2019年の初演から再演を重ねてきたメインキャストを中心に、笑いの尽きない和やかなムードで会見はスタートした。
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――初演から演出を務められていますが、この作品の魅力を改めて教えてください。
石丸: 「バンドやろうぜ」とメンバーを探している人たちは世界中にいると思うのですが、かつてリヴァプールで、まだ10代後半だった彼らが仲間を探し、バンドを組もうとしていた……あのメンバーたちが出会ったこと自体が、ひとつの奇跡だったと思うんです。本当に、天才たちの集まりでしたから。でも、今ここにいるこの5人が集まったことも、私にとっては最高の奇跡だと思っています。多忙なメンバーが再再演、そしてツアーまでご一緒できるという、素晴らしい機会をいただきました。劇中では20曲あまりを生演奏するのですが、回を追うごとにどんどん良くなっています。初めはビートルズとして演奏するなんてちょっとありえなかったものね?(5人頷く) 当時はみんな怖くてしょうがなくて。特に辰巳くんに至っては……ね?
辰巳: はい、「ギターが弾ける」と嘘をついてキャスティングしていただので(笑)。 (一同笑い)
石丸: そんな状態から始まった、恐怖感に満ちた初演だったんです。ですが、ビートルズを知らない方々からは「ビートルズが素敵だ、もっと知りたいと思った」と言っていただけましたし、ファンの方々からも「あの頃のビートルズがそこにいるようだった」とお褒めの言葉をいただきました。そこからメンバーの空気感がぐいぐいと出来上がり、今回の再再演はさらに素晴らしい仕上がりになってきています。この作品の魅力は、素晴らしい出会いがあれば、同時に痛ましい別れもやってくるということ。光があれば、そこには必ず影がある。弾けるような喜びと胸がえぐられるようなシーンが、生演奏とともに積み重なっていく。一言で言うなら、これは誰もが通ってきた“青春”の物語です。テンションがぶち上がるバンド演奏とともに、その濃密なドラマを味わっていただきたいと思います。再再演を迎え、喜びも孤独もより深まり、音楽監督の森(大輔)さんたちのおかげで演奏もどんどん熱を帯びています。ぜひ劇場で、その熱量を体感していただきたいです。
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戸塚: 充分にお時間をいただいているので、かなり熟成されてきているんではないかなかなと……すみません、大事なところで噛んでしまいました(笑)。
(一同笑い)
戸塚: (笑)。「進化」というのは前に進むことでもありますが、今回は、深く掘っていく「深化」の方向に今回はアプローチできていると感じています。あとの細かいことは、バンドマスターであるポール・マッカートニー役のJUONくんに任せています(笑)。
辰巳: たしかに!
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加藤: バンドリハーサルから本稽古に入り、徐々に「ビートルズになりつつある」という確かな感覚があります。僕自身、前作が終わってようやく声帯がジョン・レノンになってきました。この作品は生半可な覚悟では到底できません。その覚悟と希望を持って臨んでいます。「ファイナル」ということですが、僕たちはそこに臆することなく、いつも通り彼らの音楽を体現していきたいと思っています。
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辰巳: ギター初心者からこのビートルズに入ることになりました、辰巳雄大です(笑)。 (一同笑い)初演の時はついていくのに必死でしたが、それからギターについてたくさん学んできました。ジョージ・ハリスン本人が「ギターを持っている時だけが自分らしくいられた」という言葉を残していたり、天才であるジョンとポールの間で、年下のジョージが唯一本音で戦えたのは音楽の中だけだった、という記述も多く目にしました。音楽の中でジョージとして生きることは、この舞台にとって非常に大切なことだと考えています。僕自身、この再再演に向けて去年からギターの練習を始めて今日ここに立っています。ただ20曲を演奏するのではなく、当時のビートルズが置かれていた状況を反映させ、一曲一曲に異なる色を持たせています。普通のライブでは観られない、物語のリアルなストーリーの中で奏でられる楽曲の個性を、今まさに準備しているところです。実際に演奏していると「帰ってきたな」という感覚になりますね。横にポールがいて、後ろにピートがいて、ジョンがいて、奥を見るとスチュアートがいる……。その景色の中に帰ってきたんだな、と噛み締めながら稽古に励んでいます。お客様にこの楽曲たちで興奮していただける日を楽しみにしています。
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JUON: ポール・マッカートニーは左利きで演奏していたので、僕は右利きなのですが、初演の時に左利きに変えて練習を日々重ね、皆様にお届けできるところまで持っていけたのではないかと思っています。初演が僕にとっての初舞台だったのですが、それがこうして再再演まで続いて……。メンバーもすごくサポートしてくれて、たくさんのことを学ばせてもらっています。今回の僕のテーマは「前回の自分の演技を超えること」。それが『BACKBEAT』の仲間や、観に来てくださる皆様への一番の貢献になると思っています。「ファイナル」と言われていますが、終わる気はさらさらありません(笑)。ファイナルのその向こう側へ行けるよう、精一杯頑張ります!
(一同笑い)
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上口: 稽古を重ねて今日皆さんの前で披露させていただき、ひとつ安心したことがありました。この作品は若者たちのエネルギーや疾走感、とてつもない爆発力が非常に大切だと思うのですが、初演から7年ほど経ち、僕たちも年齢を重ねてある程度落ち着いてくる時期でもあります。だからこそ、今回は音楽のクオリティを上げ、周囲を俯瞰して見る力をつけようと、「今日(の公開稽古)は丁寧に曲を届けよう」と昨日もしっかり練習したんです。芝居の中では暴れるけれど、演奏は丁寧に、と。……ところが、開始早々、目の前で全員が暴れだしまして(笑)。僕はドラムとして常に後ろから見ているので、みんなが弾ける瞬間が全部わかるのですが、「そっか、このメンバーはまだまだぶっ飛んでいけるんだな」と今日改めて発見できました。初演に比べても、もっともっと爆発していくと思います。僕自身、本番がさらに楽しみになりました。
――愛加さんは再演に続き、ビートルズに多大な影響を与えたアストリッドを演じられますが、意識していることはありますか。
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愛加: 人は出会いによって人生を大きく変えられるものだと思いますが、その中でもアストリッドは、この「すごい奴ら」と出会い(笑)、彼らに強い影響を与えていく存在です。そこにものすごいプレッシャーを感じています。演出のさち子さんとは、私にとっての初演となった前回の再演時から、立ち方や喋り方に至るまで一緒に作り込ませていただきました。今回はそれをベースに、さらに上を目指して深めていけたらと思い、史実に基づいた資料を読み込み、学んでいる最中です。 やはり皆さんのパワーが本当に凄まじいので、稽古場でそれを生で感じながら、一つひとつ積み重ねていきたいと思っています。
――林さんは今回初参加となりますが、稽古場の雰囲気はいかがですか。
林: すでに出来上がっているカンパニーに入るということで、実は少しプレッシャーを感じていたんですが、皆さん本当に素敵なお兄さんたちで(笑)。ファミリー感あふれる現場なので、僕もスッと輪に入れてもらい、毎日伸び伸びと自由に、やりたいようにやらせていただいています(笑)。さち子さんもそれを笑顔で見守ってくださり、お兄ちゃんたちも温かく芝居を受けてくれるので、とても安心して稽古場にいられています。
――今回、ドラムは初挑戦だそうですね。
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林: はい、初めてです。今まで触ったこともなかったんですが、去年の夏頃からレッスンを受けさせていただいています。初めて皆さんと音を合わせた時はさすがに緊張しましたが、今はもう、みんなと合わせるのが楽しくて楽しくて仕方ありません!
加藤: リンゴ(・スター)のドラム、最高だよね。
林: ありがとうございます!
上口: 待て待て待て待てーい!!(笑)
辰巳: なぜ今こういう会話になっているかは、ぜひ本編を観て確認していただければ。
戸塚: 乞うご期待、ということで(笑)。
(一同笑い)
――では、尾藤さんはいかがでしょうか。
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尾藤: とにかく、本家ビートルズに負けず劣らずの素晴らしい演奏です。さっきも楽屋で聴いていたのですが、皆さん本当に大進歩を遂げていらっしゃいますね。
5人: ありがとうございます!(一斉にお辞儀)
尾藤: 僕はビートルズの先輩であるエルヴィス・プレスリーの役として1曲歌わせてもらっていますが……なんていうか、大変なんですよ(笑)。何が大変なんだか自分でもよくわからないんですが(笑)。
(一同笑い)
尾藤: んー……何か言おうと思って忘れちゃったんだよねぇ(笑)。とにかく、みんなで頑張ってやりましょう。失礼いたしました!
(一同笑い)
――石丸さんにお伺いします。今回、演出面でブラッシュアップされた点はありますか? また、初演からのお客様の反響をどう受け止めていらっしゃいますか。
石丸: 演出に関しては、劇場が変わるたびに進化させています。今回は新しいクラウスとリンゴも加わりましたし、キャストも一部新しくなっています。内容を深める上で一番大切にしているのは、彼らの「疾走感」です。初演の頃は、この年齢のキャストで10代を演じていいものかという不安もありましたが、稽古が始まるとそんな懸念は吹き飛び、今や世界が認めてくれるほどの説得力が生まれました。今回はその「疾走」の背景にあるものをより追求しています。彼らは「未来が見えているから走っている」のではなく、「自分がどこへ行くのか、誰とつるめばいいのか、今いる場所が正しいのか」という、天才ゆえの孤独や野心、現在進行形の迷いを抱えていたはずです。光り輝くシーンを演じていても、その裏にある孤独をしっかり腹に据えて演じるとどうなるか。その追求は、すでに稽古で素晴らしい結果として表れています。そして、初演からずっと観てくださっているお客様へ。再演に向けて上演時間をぎゅっと凝縮したのは、「もっとこのバンドと一緒に過ごしたい」という熱い反響を初演で感じたからです。本編を濃密にし、最後にライブの時間をしっかり持ちたい……。その夢を再演で叶えたところ、最高の客席になりました。キャストも役から一歩離れて、また違う形で音楽と向き合える。皆様の力で作ることができたこの「最後のライブシーン」を、今回も全力でお届けします。ぜひ楽しみにしていただきたいです。
――5人の方にお伺いします。これまでの公演を通じて、ご自身のお気に入りのシーンを教えてください。
上口: 僕は、ポールとジョンが『プリーズ・プリーズ・ミー』を作るシーンです。二人の天才が手を取り合い、歴史が動き出す大きな瞬間だと思っています。純粋にあのシーンの二人が大好きなんです。「きっと、あんな風にして名曲が生まれたんだろうな」と、当時の景色がリアルに見えてくる。お互いの才能を認め合う、最高のシーンだと思います。
辰巳: 僕は、ポールが「今日から俺がベースを弾く。いいだろう?」と言うシーンです。僕たちは普段から役名で呼び合っているんですが、あの瞬間に、これまでジョージ・ハリスンについて調べて積み重ねてきた感情が一気に湧き上がってきたんです。それは台本に書かれているわけでも、さち子さんから指示されたわけでもない、僕の胸の中から自然に溢れてきた複雑な感情でした。ビートルズが誕生する瞬間はいくつもありますが、あの場面も間違いなく「新たなビートルズ」が生まれた瞬間だと感じています。
戸塚: 上口くん演じるピート・ベストが、解雇を通達されるシーンです。あの場面は、自分もお客さんとして見れるというか、見させてもらっていて、自分自身も勉強させてもらっています。華やかでキラキラした世界に見えますが、やはり「光には影がある」ということを、セリフや動きから味わわせてもらっいて。耕平くん(上口)が叩くピートのドラムの音を自分の体にしっかり刻ませてもらって、僕、スタンバイしてます。
上口: ……(感激して)泣きそうになる。
戸塚: 初演の時から、ずっとそうでした。
上口: すごく嬉しい。
戸塚: バトンを引き継いで、みんなでリレーしている感覚ですよね。それでどんどん「ビートルズ」になっていく。一人、また一人と離れていってね。耕平くん、そして僕だったりね。最終的にこの3人が残って……そしてリンゴが来た……みたいな。なんか、すごいぐっときます。全体的にもう……はい、お客さんでした、わたし。
加藤: 今、お客さんになっちゃってた?(笑)
戸塚: 今、お客さんでした。どうやら。わたし。かずくん。
加藤: いいよ(笑)。
(一同笑い)
加藤: 思い入れのあるシーンしかないので、一番を決めるのはすごく難しく心苦しいのですが……強いて挙げるなら、物語が始まる「冒頭のシーン」です。暗闇の中にポッと光が差し、戸塚くん演じるスチュが絵を描き始め、そこに出演者全員が集まってくる。あそこは本当に不思議な空間なんです。「今、目の前にいるのは戸塚祥太なのか、スチュなのか」という境界線から、彼がだんだんスチュになり、僕たちもだんだんビートルズになっていく。「ここからすべてが始まったんだ」ということが痛烈に伝わるシーンです。僕たちも気合が入りますし、お客様も固唾を飲んで見守る場面だと思います。何より、スチュが全力でキャンバスに向き合っている姿が、本当にかっこいいんですよ。
(戸塚、加藤に向かって深くお辞儀をする)
加藤: 冒頭なのに、もう泣きそうになってしまって。「やばい、まだ始まったばかりなのに!」と自分を律するくらい、グッとくるシーンですので、ぜひ注目していただきたいです。
JUON: 自分としては、みんなで演奏している時は常にDNAが騒ぎっぱなしで、血が煮えたぎっているような感覚です。それも最高なのですが、僕個人としては……「ダンス」ですね!
全員: ああーー! そうだ!!
JUON: 僕、ダンス。
戸塚: ダンスも今回、初挑戦ですか?
JUON: 初挑戦! 初、初、初挑戦です!!
戸塚: そうですよね。
JUON: 「再・再・再演」ならぬ「初・初・初」ですよ。必死に食らいついて、左手でベースを弾けるようになっていく、この人間の不思議……。「人間、やればできるようになるんだ!」という勇気を、皆様の背中を押してあげられるような、そんな舞台になっています!
全員: あははは! 違う、違う!!(笑)
辰巳: それは違うだろ!(笑)
JUON: あ、違いますか(笑)。
(一同笑い)
――それでは最後に、お客様へのメッセージをお願いいたします。
石丸: 一言で言うと、今のカンパニーは「絶好調」なんです。演劇の稽古を積み重ねていく作業は大変なことも多いですが、この現場は特別に楽しい。再集結したこの5人は、稽古場に入った瞬間からすでに「令和のビートルズ」のメンバーのようになっていて、芝居を深める作業も5人一丸となって進めています。以前、和樹さんが「なかなかジョンが見つからない」と漏らしたことがありましたが、ある時「見つけた」と言ってくれたんです。「メンバーみんなを見ていたら、ジョンが見つかった」と。そこから新たな形で、ジョンを中心にこのビートルズがまた一段と大きく成長してきました。演劇として深めていくことも、演奏でぶち上がっていくことも、すべてが最高に楽しい。私たちが「楽しい」と思って取り組んでいるエネルギーは、そのまま劇場へ足を運ぶ喜びとして、お客様に丸ごと伝わると信じています。彼らは全力でいきます。その姿をぜひ観に来ていただきたいです。よろしくお願いいたします。
尾藤: (石丸さんの話を受けて)……というわけでございまして(笑)。
(一同笑い)
尾藤: 僕は昔「ロカビリー」で頑張っておりましたが、今では「リハビリ」で頑張っております(笑)。
全員:あははは!
尾藤: あら、喜んでくれるのは身内だけだね(笑)。でも本当に真面目な話、皆さんの演奏とお芝居は、楽屋で聴いていても凄まじい成長ぶりです。一緒に頑張っていきましょう!
全員: はい!
尾藤: 僕も彼らに負けずに頑張りたいと思います。とにかく、たくさん宣伝してください(笑)。全員一丸となって挑みますので、よろしくお願いいたします!
林: すでに出来上がっているカンパニーに入るのは大変な面もありますが、今回は逆に「初めて参加する」という立場を上手く生かせる部分がたくさんありました。ビートルズの曲はもちろん聴いたことはありましたが、台本をいただいてから皆さんの生演奏を聴くまでは、あえて原曲を聴かないようにしていたんです。初めて皆さんの演奏を浴びた時の衝撃を、そのままお芝居に繋げたいと思い、大切にしてきました。その時々にメンバーの芝居から受ける刺激を大事に、僕なりのクラウス、そしてリンゴ・スターを演じられたらと思っています。観に来てくださるお客様も、この「令和のビートルズ」の演奏を聴いてかなりの衝撃を受けるはずです。僕自身も一人のファンとして、彼らと共にステージに立ちたいと思います。
愛加: 私もこの作品が本当に大好きで、毎日稽古場で皆様から、そして作品そのものからたくさんの刺激をいただいています。お客様にこの素敵な舞台をどう感じていただけるか……とにかく一人でも多くの方に観ていただきたいという思いでいっぱいです。ぜひ劇場まで足を運んでいただけたら嬉しいです。
上口: 最近、舞台に立つたびに強く感じることがあります。今はAIの技術などが進み、人のエネルギーを直接感じなくても、いろいろなものが完成してしまう時代です。エンターテインメントの世界でもそうした波が来ていますが、だからこそ「生の舞台」でしか味わえない、今この瞬間のエネルギーの尊さを感じていただきたい。特に『BACKBEAT』は、その瞬間にしか生まれない凄まじいエネルギーを、毎公演放出し続けています。まさに「生で観る最高の時間」が始まろうとしています。人生に一度は必ず体感していただきたいと心から願っています。皆さん、ぜひ今しかない最高のエネルギーを浴びに来てください!
JUON: 『BACKBEAT』は自分にとって、もはや「生きがい」のような存在になっています。 音が鳴った瞬間、本当に最高なんです。素直に「幸せってこういうことだな」と感じますし、免疫力も爆上がりです(笑)。前回の自分を超えることが、今回の僕のテーマ。自分自身、客席からこの舞台を観ることは一生叶わないのですが、「もし客席で観られたら、どんなに幸せだろう」と思えるほど素晴らしい作品です。劇場に来れば、皆さんの心も爆上がりすること間違いなしです。楽しみにしていてください!
辰巳: 僕にとっても、この『BACKBEAT』という作品、そして世界的大スターであるジョージ・ハリスンの人生を生きることは、生涯の宝物の一つです。これは作られた物語ではなく、ビートルズが実際に歩んできた「実話」です。その演じられる幸せを噛み締めながら、劇場では「演じる」ことをやめ、ジョージ・ハリスンとしての人生を生きる覚悟で挑みます。毎公演、自分の人生を懸けて音をかき鳴らしたいと思っています。今回、テレビ朝日さんが主催ということで……いつかタモリさんの前で演奏できるんじゃないかと思っているので……(Tシャツのロゴを見せながら)ね。祥ちゃん、ちょっと「っぽい」でしょ?(笑)
戸塚:配色ね(笑)
辰巳:配色がちょっとね
戸塚: なんか、ティッシュみたことある。
辰巳: そうでしょ? いつかこの「令和のビートルズ」でハッピを着て、あのお馴染みの階段を降りていけたらいいなと思っています(笑)。『BACKBEAT』は今回がファイナル。観ていただければ、必ず人生の自慢になる作品です。ぜひ劇場で、この熱量を味わってください!
加藤: 言いたいことは皆さんがすべて言ってくださった通りなのですが、ひとつだけ。今回は「ファイナル」ですので、とにかく「観なきゃ損するよ!」ということだけはお伝えしたいです(笑)。辰巳くんも言った通り、僕たちは役者ですのでもちろん「演じ」はしますが、そこにあるリアリティを何より大切に生きていきます。そしてJUONくんが言っていた「その向こう側」へ、僕たちは突き進んでいくはずです。彼らが成し遂げた“始まりの物語”を、ぜひ劇場で体感しに来てください。
戸塚: すべてのエンターテインメント、舞台やステージには、その作品ならではの味わいがあると思います。そしてそれは、「一回しかない」ことだと思っています。もちろんこの『BACKBEAT』もそうです。そして今回はファイナル。本当の「最後の一回」です。少しでも興味がある方は、ぜひ劇場へ遊びに来てほしいなと思っています。一緒に遊びましょう。客席と舞台、ステージという関係性じゃなく、お客様と演者という関係性を飛び越えて、一緒に遊びましょう!そして最後なので、言いそびれることがないよう、少しだけ個人的なお時間をいただきます。オノ・ヨーコさん、もし東京にいらっしゃることがありましたら、ぜひ観に来てください!
全員: イエーイ!!(大拍手)
戸塚: ありがとうございます!そして今回、ビートルズの来日武道館公演から60年になるんですが、 『BACKBEAT』ファイナルから60年後にこの作品をやる若者たちが、「どうやったらあいつらに触れるんだろう?」って。僕たちが今、「どうやったらビートルズに触れられるんだろう」って迷ったぐらいに、未来の若者たちを悩ませちゃうくらいのやつを出したいと思います。よろしくお願いいたします!
全員: イエーイ!!(大きな拍手)
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長年共に歩んできた「令和のビートルズ」たちの抜群のチームワークを感じさせるとともに、終始、作品への深い愛と、最後を惜しむような情熱が交錯する濃密な取材会となった。
撮影:岡千里
公演概要
舞台『BACKBEAT』
作 イアン・ソフトリー スティーヴン・ジェフリーズ
翻訳・演出 石丸さち子
音楽監督 森 大輔
出演 戸塚祥太(A.B.C-Z) 加藤和樹
辰巳雄大(ふぉ~ゆ~) JUON(THE& ex FUZZY CONTROL) 上口耕平
愛加あゆ・林翔太
鍛治直人 東山光明 田川景一 安楽信顕
尾藤イサオ
版権コーディネート シアターライツ
協力 ザ・ビートルズ・クラブ
企画 シーエイティプロデュース
製作 シーエイティプロデュース、テレビ朝日
公式サイト https://www.backbeat-stage.jp
公式 X @BackbeatStage
ハッシュタグ #バックビートファイナル
【プレビュー公演】
公演日程 2026 年 4 月 12 日(日)13:00 公演
会場 水戸市民会館 グロービスホール
チケット料金 S 席 10,000 円/A 席 9,000 円/B 席 7,500 円(全席指定・税込/未就学児入場不可)
お問合せ チケットスペース 03-3234-9999(10:00~15:00 ※休業日を除く)
【愛知公演】
公演日程 2026 年 4 月 17 日(金)~19 日(日)
会場 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホール
チケット料金 12,500 円(全席指定・税込/未就学児入場不可)
お問合せ キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日 12:00~17:00)
【大阪公演】
公演日程 2026 年 4 月 25 日(土)~26 日(日)
会場 SkyシアターMBS
チケット料金 12,500 円(全席指定・税込/未就学児入場不可)
お問合せ キョードーインフォメーション 0570-200-888(12:00~17:00 ※土日祝休業)
【東京公演】
公演日程 2026 年 5 月 3 日(日祝)~17 日(日)
会場 EX THEATER ROPPONGI
チケット料金 S 席 12,500 円/A 席 10,000 円(全席指定・税込/未就学児入場不可)
お問合せ チケットスペース 03-3234-9999(10:00~15:00 ※休業日を除く)
【兵庫公演】
公演日程 2026 年 5 月 21 日(木)~24 日(日)
会場 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
チケット料金 12,500 円(全席指定・税込/未就学児入場不可)
お問合せ キョードーインフォメーション 0570-200-888(12:00~17:00 ※土日祝休業)