『Mogut』開幕直前取材レポート全文公開!

A.B.C-Z塚田僚一、約4年ぶり単独主演舞台『Mogut』~ハリネズミホテルへようこそ~ が1月21日(木)品川プリンスホテル ステラボールより東京公演の初日を迎える。

大阪で幕を開けた本作は、おとぎ話に軽快な大人テイストを盛り込み、舞台オリジナルのロック・ミュージックを織りまぜたハードで純粋なエンタテインメント。

開幕直前の1月21日(木)品川プリンスホテル ステラボールにて、開幕直前取材とゲネプロが行われた。開幕直前取材に登壇したのは、塚田僚一(A.B.C-Z)細見大輔菅原りこ田村雄一辰巳琢郎。そして、上演台本・演出を手掛ける鈴木勝秀

まずは、それぞれの意気込みから

塚田:このタイミングでステージに立たせていただけるのは本当にありがたいことだなと感じています。何としてでも無事に終えることです。それ以上でもそれ以下でもなく、そこを目指して、キャスト・スタッフ一丸となって頑張っております。よろしくお願いします。

細見:今回のお芝居は、ソーシャルディスタンスを最大限に生かしたステージとなっておりますので、役者同士が接触するというシーンがほぼないのですが、それでも一人一人が持てる力を全て出し切って演じております。あまり深く考えて見てしまうとよく分からなくなるので、何も考えずに観てもらった方が楽しんでいただけると思います。

菅原:私は、少人数での舞台が初となりますので、とても緊張でいっぱいだったのですが、お稽古をしていくに連れてとても楽しくなっていきました。そして、いよいよ東京で本番を迎えることができ、一層身が引き締まる思いです。キャスト・スタッフの皆さんと最後まで掛け抜けていけるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

塚田:(菅原さんを見て)まだ終わってないですよ(笑)。

(一同笑い)

田村:今回のお芝居は、わたくしバカなことをバカなりに真剣にやっておりますので、皆さんも是非、90分間全力で楽しんでいただけたらと思います。

辰巳:こういう時期で大変なんですけども、こういう時期だからこそ、こういう明るいお芝居、未来に向けてのお芝居が必要だと思っています。決して、舞台芸術というのは不要不急なものではないと信じてやっていこうと思っております。お子様にも十分楽しめる理解できる作品です。かつ、舞台の良さと言いますか、熱を伝えらえる作品です。生の舞台の良さというのを是非、感じていただけたらと思います。

鈴木:大阪で既に一回開けており、稽古も十分しましたけれども公演の方も大阪で5公演やってきましたので、準備万端で皆さまにお届けすることができると思います。

次に質疑応答。

4年ぶりの単独公演となりますが、いかがですか?

塚田:最初は、4年ぶりということとモグラの役ということで「どうなるんだろう」と不安な部分もあったんですが、稽古を積み重ねるうちに、「また明日も稽古に行きたいな」「やっぱりお芝居楽しいな」ということを改めて感じて、「楽しい」がどんどん更新していって今いる感じです。本当にステージに立てるということがありがたいことだし嬉しいことだなと思っています。

大阪公演を終えて、何か楽しいことはありましたか?

塚田:劇場とホテルの往復だったので楽しみというのは、公演を終えて、何事もなく無事に終われてよかった!というその達成感です。そして、僕が最後にステージからはけるんですが、舞台袖で4人の皆さんが出迎えてくれて、その時に「無事に終わってほんとに良かった」っていう。このタイミングだからこそ、ステージに立てる喜びやありがたみを噛み締めています。

皆で食事に行くこともとコロナ前ではあればできたと思うのですが、残念ですね。

塚田:こういう時だからこそ、その中で楽しみを見つけるというか。稽古中もマスクとフェイスシールドをしているので、アクロバットをやるとフェイスシールドが取れちゃったりするんですよね。それをどうやって取れないように工夫をするか、とか。そういう楽しみを見つけながらやっていました。

(一同笑い)。

塚田:これすごい!みたいな。皆さん大変な思いをされて、工夫をされながらこの状況を乗り越えていると思うんですよ。その一つ一つを乗り越えていくことがすごく楽しみです。

辰巳:前向きなところがモグーそのものだね。

こういう座長だとすごく和やかな感じになりますね。

辰巳:だいぶ歳は違いますけど、皆さんに負けずに結構身体も動かして、ほぼガタはきてますけども(笑)、頑張って続けられております。

アクロバットを塚田さんに教えてもらったりも?

辰巳:んー、ちょっとだけ・・

塚田:(辰巳さんのそんなシーン)ありましたっけ(笑)?

アクロバットはあるんですか?

塚田:そうですね。“身体で表現”といったところは、台本をいただいた時からト書きで書かれていたので、これはエネルギッシュな舞台になるなという風に思っていました。年末にはかなり身体は仕上がっていたので、一番いい状態だったと思います。

それがいかんなく発揮されていると?

塚田:そうですね。そういうこともあって、こうしてお越しいただいて観てもらえるというのは楽しみです。

大阪公演の手応えはどうでしたか?

塚田:(みんなを見て)ありますよね?

全員:(笑ながら)うん。

塚田:笑い声といった声を発することは基本的にダメなんですけど、「楽しんでくれているな」「ワクワクしているな」という感じは拍手やリアクションですごく分かっていて。だからこそこれはいろんな人に観てもらいたいなと思いました。

今回は単独ということで、メンバーがいなくて寂しいなとか心細いなと思うことはありましたか?

塚田:出しゃばりな河合(郁人)がいなくて良かったなと思います(笑)。

(一同笑い)。

塚田:出しゃばりというとあれですけど(笑)。自分一人で何としてでも舞台を成功させるんだ!という気持ちはより感じています。グループの時は5人で先頭を走って頑張るという感じなんですけど、「何としても・・!」という。・・なんですかね、それ以外ないんですけど・・(一同笑い)。

そのメンバーは来てくれそうですか?

塚田:どうなんだろう。まだ何も聞いてないです。でも、河合からは大阪公演の初日に「初日、おめでとう」というメールをもらいました。

では、今日も来ているんじゃないですか?

塚田:来てるの?(客席を見て)

(一同笑い)

LINEとかメールとか(笑)。

塚田:ああ(そういうことかと気付いて)。すみません、ちょっとこの開幕直前取材の前がドタバタしていまして、まだチェックできてません。(一同笑い)。多分来てると思います。信じてます!

メンバーから何かアドバイスはありましたか?

塚田:アドバイス・・(考えて)特になくて・・(もう一度考えて)ないです。(一同笑い)。でも、2020年7月に『日本文学の旅』というスズカツ(鈴木勝秀)さんが演出された朗読劇にハッシー(A.B.C-Z橋本良亮)が出演していて、こういった状況の中、お客様の前に立ってそれがどんどん続いて、こういう風に僕らがステージに立たせてもらえると思っているので、ほんとに何回も言っているんですけど、何としてでも成功させて、それでまたさらに「舞台っていいものなんだな」「安心安全なんだな」と思ってもらえたらいいなと思います。何としても成功させます!

隣で辰巳さんが大きく頷く。

皆さんステージ衣裳ですが、今までのイメージと全然違うんじゃないですか?

辰巳:私は元々小劇場出身なもので、学生時代はいろんな扮装もしましたし、派手なメイクもしましたし、結構いい加減なお芝居も・・この舞台がいい加減というわけじゃないですよ(笑)。好き勝手なことやアドリブもたくさんあるお芝居もやりましたので、割と初心に返ったような感じですごく楽しめてます。だからメイクにしましても、日に日に濃くなっていくんですよね。段々と何かしたいなと。みんないろいろするから、自分だけ何もやらないのもつまらないし・・

塚田:僕、辰巳さんの娘さんと同い年みたいなんですけど、僕のお父さんがこんなメイクをしていると考えるとあまりに見せれたものじゃないなと(笑)。

辰巳:ちょっと言い過ぎじゃないか(笑)。(一同笑い)。

塚田:いやいや!うちのお父さんの話です!(辰巳さんが)お似合いだなって話です!

辰巳:(笑)。じゃあ、そういう風に理解しておきます(笑)。娘の方が塚田くんよりちょっと年下だけど、ほんとに息子みたいな感じなんですよ。このパワーはほんとに素晴らしいですよ。すごく引っ張られてます。

今回の舞台はミュチュランということでホテルの星が付きますが、小説家の世界では直木賞ということで加藤シゲアキさんがノミネートとされましたがー

塚田:そうですね。昨日の(直木賞の)発表はすごいドキドキしていました。僕も本を読んだりしているので・・あ、ごめんなさい!シゲのはまだ読んでません・・(一同笑い)。でも、ジャニーズで執筆をしている人はたくさんいますけど、その中でもここまで切り開いていったということはほんとにすごいことだなと思って、すごく刺激を受けます。

塚田さんの周りも昨日は結構ドキドキされていたのでは?

塚田:自分的には今日の東京初日の方が・・もちろん(発表も)楽しみにしていたんですが・・(一同笑い)。

辰巳:正直(笑)。

今日『本屋大賞』にもノミネートされましたね。

塚田:『本屋大賞』は、そこから実写になる作品も多いという印象を受けているので、もし実写が決まって『オルタネート』(著者:加藤シゲアキ)の中に、モグラの役があったらいつでも(僕)いけるので!お願いします!

(一同笑い)。

読んだ限りモグラの出演はなかったようですけれども、作ってもらいたいですね(笑)。

塚田:はい!是非、お願いします(笑)!

それでは、最後に塚田さん、東京公演初日に向けての意気込みをお願いします。

塚田:みんなで力を合わせて、来てくださるお客様に楽しんでいただけるように全力を尽くしたいと思います。よろしくお願いいたします!

『Mogut』~ハリネズミホテルへようこそ~ は、1月31日(日)まで品川プリンスホテル ステラボールにて上演。


【公演概要】
『Mogut』~ハリネズミホテルへようこそ~
【出演】塚田僚一(A.B.C-Z)/細見大輔、菅原りこ、田村雄一/辰巳琢郎
【原作】鈴木舞
【上演台本・演出】鈴木勝秀
【音楽】大嶋吾郎
【日程・会場】
<大阪公演>2021年1月15日(金)~1月17日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
<東京公演>2021年1月21日(木)~1月31日(日) 品川プリンスホテル ステラボール
【チケット料金】全席指定9,500円(税込) ※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
【チケット一般発売日】チケット好評発売中!
【お問合せ】
<東京公演>キョードー東京:0570-550-799(オペレーター平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)
<大阪公演>キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜11:00~16:00)
【公式HP】https://mogut-stage.com/
【公式twitter】@Mogut_st