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舞台『ドクター・ブルー』開幕直前取材会レポート公開!

内 博貴が挑む、感染症に立ち向かう医療ヒューマンドラマ、舞台『ドクター・ブルー』〜いのちの距離〜 が1月23日(土)KAAT神奈川芸術劇場<ホール>より開幕した。

本作品は、突如として猛威を振るい始めた 未知の感染症に挑む感染医や若き医師(=「ドクター・ブルー」)、様々な立場の医療従事者の日々の葛藤や奮闘ぶりを中心に、感染症に罹患した人々、そして彼らを取り巻く家族や市井の人々の姿を描くと共に、いのちの大切さ、 感染症予防に対する新たな生活様式、これまでの平穏の生活を取り戻すための希望を模索する様子をシミュレーションし、医学博士の北村義浩氏に医療監修いただき書き下ろした、医療ヒューマンドラマ。

開幕直前となる1月22日(金)KAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて、開幕直前取材会と公開ゲネが行われた。当日登壇したのは、内 博貴、松下優也、室 龍太、吉倉あおい、黒田こらん、喜多乃愛、麻実れい(特別出演)、天宮 良 、高島礼子。

まずは、それぞれの意気込みから

:今日まで稽古をしてきまして、心のどこかで、もしかしたら公演が中止になるんじゃないかなという不安はありましたが、無事に初日を迎えられることほっとしております。キャスト・スタッフ一丸となって最後までしっかりとやり遂げられるよう頑張りますので、応援の程よろしくお願いいたします。

松下:僕は外科医ということで、感染症に対してみんなとは違った立場での葛藤があったりする役を演じさせていただいております。よろしくお願いいたします。

:今日まで稽古をして、いよいよ初日を迎えられるのは、医療従事者の方々が日々闘ってくださっているからだと思っております。そういった気持を無駄にせず、今後も感染予防対策に気をつけながら頑張っていきたいと思います。

吉倉:この状況下の中で、こういったお話を今やることに葛藤があったんですが、役を演じるうえで、医師のことを勉強したり理解していく中で、やっぱり一生懸命伝えたいなと思いました。この舞台を通じて今起こっていることを一部でもいいので皆さんに知っていただけるように頑張っていきたいと思います。

黒田:私は看護師長の役で、病院内で感染してしまいます。観ていただく方からすると胸を締め付けられるような衝撃的なシーンもあるんですが、そういった伝えられていない部分をお客様方に受け止めていただき、観ていただきたいと思います。

喜多:こういう世の中になってしまって、いろんな分野でいろんな苦しい経験をされている方がたくさんいらっしゃるかと思います。医療従事者の方が頑張ってくださっていると分かっていても、ほんとの辛さを理解することが難しかったりするので、それをこういった舞台で少しでも知ってもらって支え合っていくことができたらと思います。

麻美:今、この恐ろしい状況の中、早く収束できるよう願って、大千穐楽まで頑張りたいと思います。

天宮:私の市長という役は、なかなか明確な指標を出さない国と市民、そして医療に携わっている医療従事者の方たちの狭間にいて、自分に出来ることは何なのかと苦悩しながら、友人である院長の手を借りて何とか市民を守っていきたいという強い思いを持っています。この市長を誠実に演じることが、頑張ってくださっている医療従事者の方々に送るメッセージとなったらいいなと思います。

高島:今まさに命がけで頑張ってくださっている医療従事者の皆さん、そして今その中で感染をして闘っている皆さん、その中で感染しないように不自由な生活を強いられている国民の皆さんに少しでも何らかのメッセージが伝えられたらと思っております。そして、この非常事態宣言の中、劇場に足を運んでくださった貴重な方のために、一生懸命演じたいと思います。

次に、質疑応答

内さん、初日を迎えるにあたって今の心境は?

内:先ほど皆さんに全部言っていただいたんですが、その思いを胸にしっかりとやらなくちゃなという思いでいっぱいです。一つ一つのシーンにも集中して、来てくださる皆さんにお届けできるようにやる!という気持ちです。

医療に対する気持ちも稽古中に生まれたりしましたか?

:大変さというものはやはり感じました。普段の生活をしていると医療関係の仕事に関して無知でしたから、この作品に触れることで、感染医の方のお仕事や、普段は研究の方がすごく多くてめったに表に出ないということも初めて知りました。でも、今この世の中で表に立って助けてくれているのは感染医の方々なんですよね。ほんとにこの作品を通じて、いろんな分からなかったことがすごく勉強になりました。

:正直僕は、この緊急事態宣言が出た時に中止になると思っていたので、こうやっていよいよ幕を上げることが出来て本当に嬉しく思います。コロナは気を付けていても感染するので、気を付けようがないとは言え、しっかりと感染予防対策をしながら稽古もしてきました。医療の知識もほんとに無知な状態でしたので、医療監修の北村先生に医療器具の名前や使い方と、何から何まで教えていただきました。医療従事者の方々がどんな思いで毎日を過ごしているのか、分からないことはまだまだありますが、稽古を通じて少しでも理解できるような状況になったのかなと思います。

個人的には注意していたことはありますか?

:そもそもなんですけど、僕、手洗いうがいをしてこなかった人なので・・

:汚っ(一同笑い)。

:ちょっと待ってください!語弊が・・えっと・・トイレ行ったら手を洗いますよ、もちろん!家に帰ってからとかの手洗いをしてこなかったんですよね、これまでの人生。コロナになってからやり始めたので・・(自分をじっと見る内に)汚いとか言わんといてくださいって!(焦りながら)。ちゃんとあの・・最低限なことはします!ああ・・どうしよう・・(記者に向かって)ちょっとカットしてもらっていいですか・・!

(一同笑い)。

今の室さんの話を聞いて、内さんどうですか?

:そうですね。汚いと思います。(一同笑い)。

:違う違う違う!

:バッチイ(汚い)なと思います。(一同笑い)。

内さんは普段どんなことに注意されていましたか?

:僕はこのコロナ禍になって、より一層徹底するようになったので、家に帰ったら玄関で全裸になって、服を洗濯機に入れてすぐ回して、裸の状態でお風呂を沸かして、裸の状態でずっと待っている・・(一同笑い)。

:風邪ひきますよ!

:ひかない!すぐ沸くし(笑)。家でもすごい徹底していますし、玄関にもアルコール消毒を置いてますし、ほんとに気を付けてますね。

:あ!!僕、やってることありました!(一同笑い)。

室さん、なんでしょう(笑)?

:コロナ禍になってから毎日体温測ってます、家で!

:みんな、してるよ(笑)。(一同笑い)。

松下さんはどうですか?

松下:(急に振られて驚いた様子)僕ですか!?(自分に)来るとは思わなかったので・・(一同笑い)。そうですね、普段から手洗いうがいはもちろんしているんですけど、鼻うがいをずっとやっているんですよ、数年前から。アレルギーもそうですけど、ウィルスも粘膜から侵⼊することもあるかなと思うので、基本的に夜と朝はやるようにしています。あとは、手洗いとアルコール消毒で手がガサガサになるのでハンドクリームを使うようになりました。女の子みたいですけど(笑)。取り敢えず、高いやつ買っときました(笑)。

ちなみにおいくらですか?

松下:それなりのブランドのやつを買っとけばいいのかなと思って・・あれ、いくらかな?何千円かしましたね。6,000円くらいかな・・高いですよね!?

(全員頷く)

松下:いいもの(成分)が入っているのかなと思って・・入ってるはずです!(一同笑い)。

記者会見の時に高島さんが免疫力を上げるために笑ってると仰っていましたが、最近笑ったことはなんですか?

高島:もともとゲラなので、本当は押さえないといけないくらいなんですけど(笑)。作品の内容的に笑ってはいけない内容じゃないですか。現場も緊張感がすごいんですよ。でも、緊張しすぎるとかえって笑っちゃう時があって。そうなったら大変なんですけど・・(笑)。それで皆さんにご迷惑をお掛けしたりと。この芝居で「皆さんに笑顔を」というのはなかなか難しいかもしれませんが、ちょっと笑顔になっていただけるようなシーンもありますので、やっぱり笑っていただけるように。そして今、ウォーキングをしたりして代謝を良くして健康であることを目指しています。

このメンバーの中で一番笑わせてくれる人は誰ですか?

高島:言っていいですか(笑)?ここメンズ3人(室・内・松下)が危険です(笑)。ここメンズ3人・・何でしょうか、面白いです。(一同笑い)。

最近面白かったことは?

高島:何て言うんでしょう・・真面目に間違えるんですよ。たぶんみんな分かってると思うんですけど、すごくこのお芝居に真剣に取り組んでいるんです。それゆえに、ちょっとこうセリフを噛んじゃったりすると、それを誤魔化したりするんですよ(笑)。その何とも言えない緊張感が・・

:難しい単語が多いんですよね。(「そうそう」と頷く高島)専門用語と言いますか。難しい単語が多いので、それを我々が噛んだりするんですけども、いかにも「噛んでませんよ」という感じでやり通すのを見て笑ってます(笑)。

高島:そう!(言いたいことを代弁してもらったことに)さすがです!(一同笑い)。

わざとじゃないんですよね?

高島:全然わざとじゃないんです!それがまた面白いんですよね。その真剣度が面白いんです!

麻美さん、歌の方はかなりプレッシャーと仰っていましたけども、今のお気持ちをいかがですか?

麻美:やめてください(笑)。すごいプレッシャーでしたけれど、音楽の先生がしっかりと支えてくださって、世間並みの歌手くらいにはなれたかな?まだ及ばないかな?というくらいのところを漂ってます。

先ほどのお話しから笑顔も感染するんだなと思ったんですが、いいニュースといいますと加藤シゲアキさんが直木賞、本屋大賞にノミネートというニュースを内さんはどのようにご覧なっていました?

:そうですね。今日聞いたんですが、素直に「おめでとうございます」とお伝えしたいですね。

発表は気になってましたか?

:正直言っていいですか(笑)?舞台にずっと集中していたので、ニュースはほとんど見れていなかったんですけど、今日そういうお話を聞いてすごい素敵な気持ちになりました。すごく嬉しいですし、心からおめでとうと思います。進む道は各々違いますけども、彼は彼の才能があるわけなですから、そこを突き進んでほしいなと思います。それぞれが頑張っているのでお互い応援し合えたらなと思っています。

では、内さん改めて意気込みをお願いします。

:まずは、幕を開けたいと思っていたので、やれることになったということであとは我々が一丸となってやるだけかなと思っています。お稽古もしっかりしてきましたので、この姿を皆さんにお届けすることがこれから我々の役目だなと思っていますので、応援していただけたらと思います。

©舞台「ドクター・ブルー」公演実行委員会

舞台『ドクター・ブルー』〜いのちの距離〜は、神奈川公演を2月7日(日)までKAAT神奈川芸術劇場にて名古屋公演を2月13日(土)~2月14日(日)御園座にて、大阪公演を2月26日(金)~2月28日(日)NHK大阪ホールにて上演。


公演概要
舞台『ドクター・ブルー』~いのちの距離~
【出演】内 博貴/松下優也 室 龍太(関西ジャニーズJr.)吉倉あおい/黒田こらん 喜多乃愛 杉浦琴乃/麻実れい<特別出演>/ヒデ(ペナルティ)冨岡 弘 大谷 朗 石井智也/天宮 良/高島礼子 ほか
【作・演出】モトイキ シゲキ
【医療監修】北村 義浩(KYK医学研究所・医学博士)
【日程・会場】
<横浜公演>2021年1月23日(土)~2月7日(日)KAAT神奈川芸術劇場
<名古屋公演>2021年2月13日(土)~2月14日(日)御園座
<大阪公演>2021年2月26日(金)~2月28日(日)NHK大阪ホール
【チケット料金】9,500円(全席指定・税込み)
【公式HP】https://doctor-blue.jp/
【公式Twitter】@doctorblue_jp