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桐谷健太、エネルギーや波動を「ギンギンに感じて」『醉いどれ天使』開幕!

舞台『醉いどれ天使』は、新型コロナウイルス感染症の影響で初日を2日遅れて5日、東京・明治座で開幕した。
名匠・黒澤明が監督を務めた映画「醉いどれ天使」を蓬莱竜太の脚本、三池崇史の演出で舞台化となる本作は、戦後の混沌とした時代に生きる人々の葛藤がいきいきと描かれる。出演は、桐谷健太、高橋克典、佐々木希、田畑智子、篠田麻里子、髙嶋政宏ほか。

初日を迎え、肺病に侵された松永を演じる桐谷と医師の真田を演じる高橋からコメントが到着した。

桐谷健太

今、日に日に全体がパワーアップしているのを感じますし、稽古をしていない時も、その時代や松永の感情が流れ込んできて、どんどん変化していくのを感じます。他のキャストの皆さんも力強いうねりのようなエネルギーが1つになったり、ぶつかりあったり、色んなところで刹那の強い渦が現れて、とても刺激的です。きっと毎回違う世界が生まれるのだろうとワクワクしております。
戦後の闇市で、明日も見えない中、必死で今を生きる人たちの姿は、きっと観る人の心を揺さぶる何かがあると信じています。
全員でエネルギーや波動を惜しみなく出していきますので、ぜひ劇場でギンギンに感じて頂きたいです。

高橋克典

黒澤明監督のどの作品も、若い頃から何度観たかわかりません。この「醉いどれ天使」も然り。
三池監督から聞いたところによると『醉いどれ天使』は戦後すぐに作られた、当時の4年後くらいの希望のエネルギーに溢れた作品であると。戦後の焼け野原の中から力強く立ち上がり必死に生きる全ての登場人物たち。その生き様に心打たれます。僕が演じる真田は、幾重にも挫折を重ね、医者としての真っ当な心を持ちながらも酒に溺れる街の医者です。昔確かにいた、街ののんだくれの頑固オヤジですね。桐谷健太さん演じる松永と出会い、ぶつかり合いながらも共に生きる中でどう変わって行くのか、ぜひご覧になっていただきたいと思います。
戦争や、あの焼け野原、屈辱、絶望を知らぬ我々現代の若いキャストではありますが、今また別の形で生きるのが困難なある種絶望と圧力の下、三池崇史監督の元、明日への希望を振り絞り、在る命の価値を感じ、演じられたらと思います。人生における時期も含め、とても今の自分に合った役だと感じています。
素晴らしいスタッフ、魅力的な共演者達と一緒に演じられることが嬉しく、役者としてのやりがいを感じています。是非劇場で、この熱くエネルギッシュな舞台をご覧ください。

舞台『醉いどれ天使』は、20日まで東京・明治にて。その後10月1日から11日まで大阪・新歌舞伎座でも上演される。


公演概要
舞台『醉いどれ天使』
【原作】黒澤 明 植草圭之助
【脚本】蓬莱竜太
【演出】三池崇史
【出演】桐谷健太 高橋克典 /佐々木 希 田畑智子 篠田麻里子/髙嶋政宏 他
【公式HP】www.yoidoretenshi.jp

<東京公演>
【日程・会場】2021年9月3日(金)~20日(月祝)/明治座
【チケット料金】S席\14,000/ A席\7,000(全席指定・税込・5歳以下のお子様入場不可)
【お問合せ】明治座チケットセンター 03-3666-6666(10:00~17:00)

<大阪公演>
【日程・会場】2021年10月1日(金)~11日(木)/新歌舞伎座
【チケット料金】S席\14,000/ A席\7,000/ 特別席\14,500(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
【お問合せ】新歌舞伎座テレホン予約センター 06-7730-2222 (10:00~18:00)