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カズマ・スパーキンさんの「素顔」に迫る一問一答!ROCK READING『ロビン』

2021年10月・11月に東京と大阪にて上演するROCK READING『ロビン』~「ロビン・フッドの愉快な冒険」より~。今回plus aでは、本作で複数の役と物語の進行役を担うカズマ・スパーキンさんにインタビューを決行。6月に上演した、モボ朗読劇『二十面相』~遠藤平吉って誰?~」(以下『二十面相』)では鮮やかな印象を残したカズマさんに、当時のことやスズカツさんの演出法について、さらに、矢花 黎(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)さんに続いて、同グループの本髙克樹さん、今野大輝さんと共演するにあたって楽しみしていることなど大いに語っていただきました。ぜひ、ご覧ください!

――6月に上演した『二十面相』のご出演が記憶に新しいですが、今作の出演にあたってのお気持ちは?

スズカツさんの演出も面白かったので、次はもっともっとやっていきたいなと思っています。すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。

――どういったところが面白かったですか?

本来本番では、稽古と違うことってあんまりできないんですが、スズカツさんはいろんなことを試してやってくれという方で、初日と千穐楽ではだいぶ違うことをやったんじゃないかなと言えるくらいやらせていただきました。大枠だけ決めてあとは自由にこっちに渡してくれるので、すごく楽しかったです。

――『二十面相』では、スズカツさんの演出はどのようにつけられたのでしょうか。

朗読劇なので声だけで表現をしていくんですが、稽古初日はすごく速く読まされるんですね。要は、スピードを上げて読んでくださいと。”間”も絶対に開けないで次の人が読んだらすぐに入ってくださいという感じで、「タタタタタ・・・・」と読ませてそのスピードにみんなが慣れた頃に、各々”間”をとってくださいみたいな。最大スピードに慣れさせてから組み立てていく感じですね。急ぐときにスピードを上げるんじゃなくて、他のところでスピードを落としていく作り方なので、速いところでもやりやすいというか。

――そうやって緩急をつけていくんですね。

そうですね。”急”を先に全部やって”緩”をつけていく演出の仕方ですね。スズカツさんは。あまりそういう方はいないので面白いですね。

――豊田さんの歌に合わせて踊ったダンスがとても可愛らしくて、スズカツさんにそのお話をしたら「結構細かいところでもやってるよ」と仰っていました。

昔トリオでリズムネタをやっていた時期がありまして、そのときに作った動きを取り入れてました。合間合間に面白い動きを入れてやるようなネタだったんですけど、その動きを引っ張り出しました。普通のダンスにはない動きですよね(笑)。

――今回は”ロック”ですが、また見られますかね。

どこまでできるのかというのはありますよね。踊らせてもらえないかもしれないですね(笑)。スズカツさんが「今回はあれNG」って(笑)。「ロックなんで。かっこよくなんで」と言われると一気に翼をもがれます(笑)。

――主演を務めた矢花 黎(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)さんは、ジャニーズ公演以外の作品が初出演でしたが、ご一緒していかがでしたか。

矢花くんも豊田陸人(少年忍者/ジャニーズJr.)くんも、一日ごとの成長力が半端じゃないというか。成長スピードがすごいなと。スズカツさんに言われたことをその日は迷っていても、次の日にはしっかり自分の中で消化して成長していくので、稽古の最初の日と終わりの日で全然レベルが違いましたね。こんなにすごいんだと。成長力というか吸収力が。一回言われたことを全部頭に叩き込んでそれを表現する力というのが・・・・ジャニーズの方ってすごいなって。外部に出てくる方というのはそういう方なのかなと、すごく感じました。ほんとにすごかったです。

――コロナ禍でコミュニケーションを取ることは難しかったと思いますが、演技のことについてなにかお話されたのでしょうか。

大ベテランの栗原(英雄)さんがいらっしゃいましたし、僕は「演出家さんが言っていることを聞いた方がいいよ」ということくらいですかね。言われて分からないことを聞いても良い環境でしたし、頼れる人がいてくれたので僕にとっても刺激があってすごく楽しい現場でした。

――今回も矢花さんと同じグループの本髙克樹さん、今野大輝さんとご一緒されますが、楽しみにされていることはありますか。

まずどういう表現をされるのかっていうのと、あとジャニーズの方は舞台に立つとめちゃくちゃキラキラするんですよ。めちゃくちゃキラキラするんです!あのキラキラを間近で浴びれるというのが楽しみですね(笑)。お客さまよりあのキラキラを楽しんでますから、僕(笑)。

――それはファンの皆さんから羨ましがられますね(笑)。カズマさんがいらっしゃるととても楽しい現場になると思いますが、初対面の方と話すうえで大事にされていることはありますか?

元々あんまり壁を作らない人間で。初対面の方と和気あいあいと喋るのはそんなに苦ではないので、現場でいろんな人とお会いできるのは楽しいですね。

――今回も楽しみですね。

そうですね。ROLLYさんとかどんな方なんだろうって。正直キャストを聞いたときに「ROLLYさん!?ROLLYさんなんだ!!」って興奮しました(笑)。そこからめちゃくちゃ楽しみですね。

――この場を借りてスズカツさんに伝えたいひと言!

『二十面相』の千穐楽で、「次もまたお願いします」と言ったら、「きみのことは大体どういう方かわかりました」と言われたんです(笑)。なにを握られたんやろうっていうのがあるのでぜひ、お手柔らかにお願いします(笑)。

カズマ・スパーキンさんの「素顔」に迫る一問一答!

Q.今作の題材となる『ロビン・フッドの愉快な冒険』。「冒険したなあ」と思う出来事はありますか?

20歳のときに無性に自転車で旅をしたくなって、当時大阪に住んでたんですけどママチャリで博多まで行ったという。寝袋を背負って。

――ひとりでですか!?

はい。中国地方の山がめちゃめちゃきつくて。なんで俺はこんなこと始めたんやろうっていう後悔もしながら野宿もしながら(笑)。途中で泊めてくれる人もいたりして人と出会いながら辿り着けたんですけど、博多に着いて自転車のチェーンが切れまして(笑)。自転車を置いて・・・・・これは良くないんですけど、そのまま新幹線で帰りました(笑)。本当は四国を通って帰る予定だったんですけど、もう気力も体力も底を尽いて・・・。自転車が壊れたのでひかりレールスターに乗って、「文明ってすごいなあ」と思いながら帰ったっていう。

――あんなに共に過ごした自転車を置いて(笑)

自転車には「ありがとう!」って言って新幹線のチケットを買って帰りましたね。それがカズマの大冒険です(笑)。

――オチまで完璧ですね(笑)。ちなみに本髙さんも同じような冒険をされたお話を伺いました。行き先は夢の国でしたが通ずるものがあるかもしれませんね。

本当ですか!すごいですね!またお洒落ですよね。目指すところが。僕は博多にラーメン食べに行っただけなんで(笑)。

――でも、山を越えましたから。

山を越えて最終的にラーメン食べて帰ってきたんですから(笑)。お洒落ですよ、夢の国の方が!

Q. 「ロビン・フッド」は、民衆が様々な夢を投影した存在であり続けています。カズマ・スパーキンさんにとってロビンのような夢を投影した存在はいますか?

このお仕事をするにあたって、自分で夢を叶えて行ってるというのはあるので、投影するとなると・・・ちょっと恥ずかしいですけど、男の子の夢というか・・・誰しも男だったら強くなりたいっていうのはあると思うんですよ。でもどこかで諦めるんですけど、それをずっと実現している、『グラップラー刃牙』という漫画の”範馬刃牙”。範馬刃牙が僕の夢をずっと持ち続けてくれている少年じゃないかなって。。こんな答えしかなくて恥ずかしいですけど(笑)。

Q.「リトル・ジョン」は、ロビンの片腕的存在で最後の最後までロビンに尽くします。あなたは尽くしたい?尽くされたい?

お仕事ではたくさんのスタッフの方に支えてもらって舞台に立たせてもらっているので、いわゆる尽くされる側。でもプライベートは尽くしたい方じゃないかな。自分が何かをして必要とされるのがいいかなって。演者としては尽くされてないと何もできないですけど、基本的には自分でやる方が落ち着きます。家でも家族にご飯を作ったりするので、本来は尽くしたい側かもしれないですね。

Q.日常生活のプラスアルファは何ですか?

昔からアニメや海外ドラマが好きで、ずっと何か見てますね。今はサブスクリプションでいろいろ見られるので、このコロナ禍が苦にならないのがありがたいなって思います。

最後にお客様へのメッセージをお願いします。

またまたお世話になります。ジャニーズの方には尊敬しかないので、今回も本髙くんと今野くんとご一緒させていただいて刺激を受けて一生懸命頑張るだけです!こういったご時世なので来る来ないの選択もあると思います。ただ来ていただいた限りは楽しめるように頑張りますので、どうかよろしくお願いします。温かい目で見守ってください!

カズマ・スパーキンさん、ありがとうございました!


公演概要
ROCK READING『ロビン』〜「ロビン・フッドの愉快な冒険」より〜
【出演】本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)今野大輝(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)/ROLLY カズマ・スパーキン
【原作】ハワード・パイル「ロビン・フッドの愉快な冒険」
【上演台本・演出】鈴木勝秀
【音楽】大嶋吾郎
【日程・会場】
<東京公演> 2021年10月21日(木)~10月31日(日) ヒューリックホール東京
<大阪公演> 11月5日(金)~11月7日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【チケット料金】全席指定 9,000円(税込)
※未就学児童入場不可
【チケット一般発売日】好評発売中
【お問合せ】
<東京公演>キョードー東京 0570-550-799 (平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)
<大阪公演>キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888 (平日・土曜11:00~16:00)
【公式HP】https://robin2021.com
【公式twitter】@robin2021jp